重厚な白壁土蔵造りが連なる美しい町並「筑後吉井」
<福岡県うきは市>

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「博多」から約1時間、「久留米駅」で乗り換えて、旅情を誘うかわいいディーゼルカーで約30分、「筑後吉井駅」へ到着します。

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駅から歩いて10分ほどで、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている古い町並の入口に着きます。土蔵造りの壁に施された紋様が、丁寧な職人技を感じさせてくれます。

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「波兎」は、日本で古くから親しまれている縁起物の図柄です。兎は月の精として神秘性をまとい、波は水で防火の意味があるといわれています。こんな建物外壁のレリーフなどを見て歩くだけでも楽しいですね。
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商家もあれば民家もある町並は、1869年の大火災を経験したあと、防火を意識して白壁土蔵が造られたのだといいます。通り沿いには、時計屋、呉服屋、和菓子屋、雑貨屋など、いまも地元のために現役で商売をしているお店が多数残っており、日本の古い景観を知るには最適の町です。

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車の多い街道を左(北側)へ折れると、人工的に掘削された水路が巡っており、この水路沿いの一帯はとても静かで、整然と積まれた石垣の上に白壁の建物が続く眺めは見事です。

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一般公開されている「居蔵の館」の中へ入ると、瀟洒な庭が見渡せる座敷など、昔の日本人の生活文化がよくわかるものをいろいろ見ることができます。

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直火で沸かした鉄の釜の湯につかる「五右衛門風呂」。この呼び名は、昔「石川五右衛門」という大盗賊が釜茹でにされたという伝説に由来するのだそうです。昭和40~50年頃までは古い家にはけっこうありましたよね。

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もう少し先へ行くと水路に沿ってあるのが「素盞鳴神社」です。楼門の先に千鳥破風を持つ入母屋造りの拝殿があり、とてもひっそりとしていますが、いかにも神様が鎮座されているという雰囲気です。いわゆる観光地としての賑やかさはありませんが、そこがこの町の魅力です。

古くからの大陸への玄関口、「博多」を散策する
<福岡県福岡市>

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地元で「お櫛田さん」と呼ばれている「櫛田神社」は、福岡を代表する祭り「博多祇園山笠」が奉納される神社です。「天照皇大神(大神宮)」、「大幡主大神(櫛田宮)」、「素戔嗚大神(祇園宮)」がお祀りされています。

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毎年7月の「博多祇園山笠」は、絢爛豪華な人形を飾る「飾り山」と勇壮に街を運行する「舁き山」が主役です。この日は、「ユネスコ無形文化遺産登録記念行事」で使われた「素戔嗚」の人形が、特別に飾られていました。すぐ間近で見るとすごい迫力です。

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池の中央にある中の島へ渡る長い橋と浮見堂が美しい「大濠公園」は、とても広々として気持ちのいい緑地です。池はかつては「福岡城」の外堀だったそうです。

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「博多」の街の成り立ちは、古代より大陸へ開いた湊であったことに由来します。「博多ポートタワー」は全高100m、地上70mの展望室からは港全体を見渡すことができ、この街が発展した理由を想像することができます。

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「福岡市文学館」は、1909年に竣工した歴史的建造物です。ドームと小塔のある銅板葺きの屋根、赤煉瓦に白い花崗岩を配した外壁は、19世紀末の英国様式を応用したといわれ、とても美しい建築物です。

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そのすぐ裏手にあるのが、この「水鏡天満宮」です。天満宮は日本中にたくさんありますが、恨みを抱いて怨霊になった「菅原道真」の魂を鎮めるための神社だといわれます。ここは都市のなかにひっそりとありますが、境内には神聖な空気が漂っています。

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「アクロス福岡」は、海を越えてアジアと交流する情報拠点として造られた複合文化施設です。都会のオアシスとして潤いと安らぎを!というテーマで、階段状の屋上が全面緑化され、たくさんの植物が生い茂っているのが特徴です。

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1910年に建てられた「旧福岡県公会堂貴賓館」は、フレンチルネッサンス風の洋風木造建物で、貴重な文化財として保存されているものです。八角の尖塔、スレート葺きの屋根、ベランダ、玄関ポーチの石柱など、とても印象的で美しい建物です。

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さて「博多」の名物と言えば、なんといっても「辛子明太子」です。「スケトウダラ」の卵巣を辛子の入った調味料に漬け込んだものですが、ご飯との相性はベストマッチで、これだけで何杯でもお代わりできます。

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近年、「博多」土産として大人気なのが、この「めんべえ」です。明太子とイカやタコを、独自の製法で直接練り込むことにより、魚介の旨みが凝縮されたせんべいになっています。おやつとしても、お酒のあてとしても、おすすめの一品です。

「大阪」を代表する繁華街「道頓堀」は娯楽の宝庫!
<大阪市大阪市>

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「大阪」は「くいだおれ」の街と言われますが、「大阪」の食といってまず思い浮かべる場所は、この「道頓堀」でしょう。江戸時代の都市計画により芝居小屋が集められたのが、繁華街形成のきっかけとなったようですが、一帯にはたくさんの飲食店や劇場などが集まり、飽きることなく一日遊ぶことができる街です。

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「道頓堀」は、この「道頓堀川」という運河に沿ってできた街です。「とんぼりリバークルーズ」の船に乗って、水上から景色を楽しむのが、いま人気のアトラクション。川面から見上げると、色とりどりの看板が、芝居の書割のように流れていきます。

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「大阪」の名物といえば「たこ焼き」です。小麦粉の生地に薬味そして蛸を入れて球形に焼いたものですが、焼き立ての熱々に甘辛いソースと青海苔や鰹節をかけて食べます。ほおばると、口中がおいしさでいっぱいに!

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「たこ焼き」の店を示す、グロテスクかつユーモラスな蛸の看板が、あちこちにあって面白いですね。

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こういうド派手な看板の草分けともいえるのは、この巨大な蟹です。まさに「道頓堀」の象徴のひとつ。なんでも目立ったほうが勝ちだという大阪文化のエッセンスが感じられます。

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この「551蓬莱」の「豚まん」は、いまや大阪土産としては大人気の一品です。いわゆる本格的な中華まんとはちょっと違い、日本風にアレンジされたものですが、他の「肉まん」とは一味も二味も違います。「豚まん」と呼ぶところに大阪らしいユーモアも感じられます。

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いまはたくさんの支店があって、いろんな場所で買うことができますが、古くからここにある「戎橋筋」のお店が「551蓬莱」の本店です。

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さて、「戎橋筋」からすこし脇に入ったところが、「法善寺横丁」。この一角だけ周囲とは違って落ち着いた雰囲気です。ここにある「水掛け地蔵」は、全身が苔で覆われています。地蔵さんに水をかけて願を掛けると願いが叶うとされていて、長年たくさんの人が願掛けに来たからですね。

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このあたりで夜の飲み屋街として有名なのが「宗右衛門町」。バーやクラブをはじめ多くの飲食店がひしめいています。魅惑的な夜を楽しむなら、この界隈がおすすめです。

もっとも「大阪」らしい「大阪」、「通天閣」&「新世界」
<大阪市大阪市>

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もっとも「大阪」らしい場所といえば、やはりこの「通天閣」界隈でしょう。日本でもっともアジアンな街といいかえてもいいと思います。どぎつい色の看板が折り重なる向こうに、「大阪」の象徴「通天閣」が見える光景は、とっても懐かしさを感じるレトロな風景です。

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1912年にパリのエッフェル塔に倣って造られた初代「通天閣」は火災にあって撤去され、現在の塔は1956年に再建された二代目で、高さは約100メートルです。もちろん通天閣の価値は、高さにあるのではなく、地元の人たちの大切なシンボルだというところにあります。

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この「通天閣」の周囲に広がる繁華街が「新世界」と呼ばれます。たくさんの飲食店や洋品店などが立ち並び、雑然とした雰囲気のなかでこれでもかと目立つ工夫をした看板を見て歩くだけでも楽しめます。

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いまでは「大阪」発グルメの定番ともなったのが、この「串かつ」。その発祥地が新世界だとされています。「串かつ」は、肉や魚介や野菜などさまざまな素材を一口大にして串に刺し、パン粉をつけて油で揚げたものですが、なんといっても旨さの決め手はソースです。日本中でこの串カツが有名になったきっかけは、“ソース二度漬け禁止”という張り紙の面白さでした。もともと下町の食べ物ですので、ソースは共用が当たり前で、一度口に入れた「串かつ」をまたソースに漬けると不衛生だ・・という理由なのですが、そんな当たり前のことを張り紙にするというところが、いかにも大阪らしいユーモアだということで他エリアの人も興味をもったようです。もちろん張り紙をしないと実際に二度漬けする人がいるというのも大阪らしさなのですが。

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いまやこの「串かつ」は大人気で、ジャンジャン横丁にある有名店「八重勝」は、ごらんの通り朝から大行列なのです。

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最後に忘れてはならないのが、この「天王寺動物園」、新世界のすぐ東側に隣接しています。猥雑な歓楽街と家族向けの動物園という組み合わせが、また面白いところです。東京の浅草とも似ていますが、この界隈は懐かしさの溢れるワンダーランドであり、我が国の庶民文化を象徴する場所だといえるでしょう。