もっとも「大阪」らしい「大阪」、「通天閣」&「新世界」
<大阪市大阪市>

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もっとも「大阪」らしい場所といえば、やはりこの「通天閣」界隈でしょう。日本でもっともアジアンな街といいかえてもいいと思います。どぎつい色の看板が折り重なる向こうに、「大阪」の象徴「通天閣」が見える光景は、とっても懐かしさを感じるレトロな風景です。
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1912年にパリのエッフェル塔に倣って造られた初代「通天閣」は火災にあって撤去され、現在の塔は1956年に再建された二代目で、高さは約100メートルです。もちろん通天閣の価値は、高さにあるのではなく、地元の人たちの大切なシンボルだというところにあります。
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この「通天閣」の周囲に広がる繁華街が「新世界」と呼ばれます。たくさんの飲食店や洋品店などが立ち並び、雑然とした雰囲気のなかでこれでもかと目立つ工夫をした看板を見て歩くだけでも楽しめます。
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いまでは「大阪」発グルメの定番ともなったのが、この「串かつ」。その発祥地が新世界だとされています。「串かつ」は、肉や魚介や野菜などさまざまな素材を一口大にして串に刺し、パン粉をつけて油で揚げたものですが、なんといっても旨さの決め手はソースです。日本中でこの串カツが有名になったきっかけは、“ソース二度漬け禁止”という張り紙の面白さでした。もともと下町の食べ物ですので、ソースは共用が当たり前で、一度口に入れた「串かつ」をまたソースに漬けると不衛生だ・・という理由なのですが、そんな当たり前のことを張り紙にするというところが、いかにも大阪らしいユーモアだということで他エリアの人も興味をもったようです。もちろん張り紙をしないと実際に二度漬けする人がいるというのも大阪らしさなのですが。
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いまやこの「串かつ」は大人気で、ジャンジャン横丁にある有名店「八重勝」は、ごらんの通り朝から大行列なのです。
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最後に忘れてはならないのが、この「天王寺動物園」、新世界のすぐ東側に隣接しています。猥雑な歓楽街と家族向けの動物園という組み合わせが、また面白いところです。東京の浅草とも似ていますが、この界隈は懐かしさの溢れるワンダーランドであり、我が国の庶民文化を象徴する場所だといえるでしょう。

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レポーター

岡崎 聡

「町旅」編集部

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