国技館を要に広がる相撲のまち
<東京都墨田区>

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当時は武蔵国と下総国の境界だった隅田川にかけられた大橋が、人々から両国橋と呼ばれ、それが地名にまでなったと言われる両国地域。もとは橋の西側(江戸方面)が本両国、東側は東両国(向両国)と呼ばれていましたが、写真の両国駅(1904年に両国橋駅として)開業や国技館の設立にともない、だんだんと東側が「両国」としてのポジションを確立していったそうです。相撲の町として有名ですが、近年は歴史・文化をたっぷり堪能できる地域として、日本人はもちろん訪日外国人にもとても人気のあるエリアになっています。
 
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両国駅を降りると、1984年(昭和59年)に完成し1985年大相撲1月場所から使用されている両国国技館が目の前に。ほぼ駅直結といっていい近さです。国技館といえば相撲の開催場所というイメージですが、ホームページには「厳粛さを、熱狂を、自在に演出する多目的ホール」とあり、コンサートや物販などのイベント、さらには企業式典や私的行事にも使うコトもできるそう。2020東京オリンピックではボクシング競技の会場としても使われる予定です。
 
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あまり知られていないようですが、国技館は相撲やイベントの無い日は無料で入場可能。国技館の看板が掲げられた正門周辺は自由に見て歩くことができ、記念撮影用の力士パネルや顔出しパネルも数カ所に設置されています。
 
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さらに、建物の一角に設けられた相撲博物館も無料で見学できちゃいます。取材時に開催されていたのは1月に引退したばかりの「72代横綱 稀勢の里」特別展。つい最近まで使われていた化粧廻しや太刀などを至近距離で見られるのは相撲博物館ならではでしょう! 最近話題になった「アメリカ合衆国大統領杯」も展示されていました。相撲博物館では、常設展示はなく企画展を年6回行っているそうなので、訪れるたびに新しい出会いや発見がありそうです。
 
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博物館を出たら売店にも立ち寄るのがオススメ。以前は本場所を観戦した人だけが購入できたという大相撲グッズがズラリと並んだ店内は、見るだけでも楽しくなってきます。記念撮影して、相撲博物館を見て、館内売店まで行くと結構観光した気分になれますよ。両国を訪れるならまずは国技館を覗いてみてはいかがでしょう。
 
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で、国技館を見て食べたくなるモノといえばちゃんこ鍋ですよね。相撲の町というだけあってちゃんこ屋も多く、ランチメニューで鍋を提供している店も。写真は両国駅目の前にある「ちゃんこ霧島 両国本店」のきりしま定食1,300円。お手軽ちゃんこを味わおうと思ったら、思いのほか紙皿ちゃんこのボリュームが多くてビックリ。両国は、鍋一人前の基準がほかとはちょっと違うのかな? 他店と食べ比べてみたいと考えていましたが、あっさりあきらめることになりました。
 
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aDSC_0145腹ごなしでもそうじゃなくても、相撲ファンなら京葉道路の南側を歩てみるのも良いかもしれません。駅から徒歩圏内に多くの相撲部屋があるのですが、マンションの1階みたいな場所にあったりと町に溶け込んでいて、なかなか見つけるのに苦労するかもしれません。しかし、路地を歩くとふいに出てくる相撲写真資料館や大きい人専用の洋品店など、相撲の町ならではの発見も楽しめるはず。相撲取りを見かけることも特別なことではありませんよ。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

国技館を訪れたのは約20年ぶり。新卒で入った会社の上司がペナルティでマス席の当日券を買わされ(今では考えられないことですね)、仕方なくその場にいた部下3人を連れていってくれたんです。なぜか、投げた座布団が前の人にぶつかり、みんなで慌てたことが強く記憶に残っています。
高価なマス席をおごってくれた湯田課長(当時)に、いまでも感謝しています。

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