【再編集】地域が誇る一本桜の華麗なる競演
<福島県二本松市>

寒さが厳しいからこそ、春を告げる桜の開花がいっそうの喜びを持って迎えられる東北地方。2017年に取材で訪れた福島県二本松市では、桜の名木には名前が付けられ地域の人々に大切にされていました。そんな一本桜には、カメラマン目線でつけられたランキングがあり、有力桜の地元では番付の上下に一喜一憂。来訪者により喜んでもらおうと、受け入れ態勢にも力を入れています。美しい桜を見るだけでなく「地域の人とも触れ合える」一本桜に会いに、福島へ足を運んでみてください!
----------------------------------------------------------------------------
nihonmatsu_7_11(0525未)
福島県では「桜を愛するアマチュアカメラマンの会」や「郡山観光交通株式会社」により県内の一本桜に番付がされていてます。評価は桜の見栄えだけでなく、地元住民の愛着、駐車場の整備状況なども対象のため、上位になるほど受け入れ態勢も整っているといえます。名木のある地域の人々は、格上げを狙って様々な取り組みをしているのです。
※写真は2017年時の桜を愛するアマチュアカメラマンの会による番付です
 
nihonmatsu_7_03
nihonmatsu_7_02
二本松取材時にガイドを務めていただいた鴫原(しぎはら)さんもその一人で、地元の針道地区にある「中島の地蔵桜」を地域の方と協力して保存・整備されています。さらに、開花時期になると交通誘導や桜の説明をしてくれるほか、休憩所や軽い飲食物のおもてなしも。なんでも年々来場者が増えているため、昨年は駐車場スペースを拡大して100台以上停まれるようにしたとのこと。一本桜めぐりは迎えてくれる地域の人たちとの触れ合いも楽しみのひとつなのです。
 
nihonmatsu_7_0
 
「中島の地蔵桜」は樹高10m、枝張り30mのしだれ桜で、さきほどのランキングでも三役となる「小結」を何年もキープし、さらに上位をうかがっている名木です。絵画的な美しさから、旅雑誌の特集でトップページにも使われているそう。一本桜は絵になるためでしょう、通常の花見客のほかにカメラマンの来訪者が多いというのも納得で、プロカメラマンが発見した新たな撮影スポットも増えているといいます。
 
nihonmatsu_7_01
さらに、地蔵桜は日が暮れるとライトアップされ驚くほど幻想的な景観に。しかも、この写真は開花前の撮影なので、満開時はもっと美しいビジュアルになるはず。撮影に適した場所も地元の人が親切に教えてくれるので、明るいうちに聞いておくのがオススメ。なんと、この場所は撮影のために田植えなどを先延ばしにしているのです。
 
nihonmatsu_7_12
地域自慢の桜はそれぞれ個性的な美しさ。地蔵桜から車で5分ほどの場所には、2019年は小結に格付けされ、地蔵桜のライバルとなった樹齢800年の「祭田の桜」があり…
 
nihonmatsu_7_13b
さらに7-8分ほど走ると、不動の大関になりつつある「合戦場の桜」も見ることができます。他にも市内にある主な桜スポットと開花状況は二本松市観光連盟のホームページで紹介されていますので、ぜひ確認して気になる場所まで足を運んでみてください。出会いを感じる桜にきっと巡りあえるはずです。
 
 
番付提供:桜を愛するカメラマンの会
画像提供:鴫原さん(5枚目の地蔵桜)/二本松市役所観光課(最後の合戦場の桜)

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

二本松市への再訪と一本桜の取材はずっとやりたいことの一つ。満開に近い状態で再撮影もしたいのですが、4月は別媒体の取材月になってしまい、なかなか訪問ができなくなってしまいました。
それでなくとも、自然物の取材は天候など運の要素も大きいので、「運気上昇」の何かをしたいと思います。

関連タグ

関連記事

エリア

(Categories)

タグ

(Keywords)

すべてのタグを見る

おすすめ記事