寅さんの面影が漂う帝釈天の周辺
<東京都葛飾区>

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年末に映画館の前を通りかかったら「男はつらいよ」の新作告知を見まして…、なんでも2019年は一作目誕生から50年目にあたるらしく、いろいろな企画が考えられているらしいです。で、ふと思い立って、今年の初詣は「柴又帝釈天」に行ってきました。
 
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参道は比較的短いですが、昔ながらの店舗が軒先をつらねて雰囲気あります。3が日を過ぎたあとでも多くの人で賑わっていました。有名な草団子や煎餅など和風の食べ歩きフードも充実しているうえ、観光地にしてはお値段も良心的。個人的に気に入ったのは「芋羊羹のバター炒め」で、味は「食べ応えのあるスイートポテト」です。一本タバコの箱くらいの大きさで200円とリーズナブル。これが流行ったらスイートポテトが売れなくなるかもしれません。
 
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境内に入るとすぐに、ブルーシートを用いた特設賽銭箱が設けられていました。そこそこお札なんかも入っていましたが、ちょっと興醒め。賽銭箱に小銭を入れてお願いするのが初詣らしさってヤツだと思うのです。なので、お参りはヤメにして境内を見て歩くことにしました。
 
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すると、向かって右手の建物に入口らしきものが…。こちらが本堂とのことで、靴を脱いで中に入れるようになっていました。管理している氏子らしきおじさんに尋ねると、下町らしい愛想の良さで「どうぞどうぞ」と靴を入れるビニールを渡してくれます。本堂から渡り廊下を通って帝釈堂へ行くと、僧侶が檀を設けて読経をあげており、それを真近で聞きながら参拝するようになっていました。控えめにいっても特別な雰囲気アリ。さっきの特設で済ませなくて良かったと思いながら、納得の初詣を済ませることができました。
 
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帝釈堂の大部分はガラスで覆われていて、彫刻のギャラリーになっています。外側からでも見えますが、ここはぜひ中に入って見てください。境内の奥にある都指定名勝「題経寺邃渓園」と共通のチケットは400円。入場は16時半までです。
 
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帝釈天から歩いて5分ほどの江戸川岸には、歌で有名な「矢切の渡し」もあります。「矢切の渡し」は、江戸幕府による直轄事業として行われていた渡し船の一つで、明治時代からは杉浦さんという家が世襲で運航を引き継いでいるそうです。
 
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お客を乗せた渡し舟は江戸川をゆっくり進んでいました。対岸の松戸市側には渡し場しか見えず絵画的な風景で、帝釈天の賑やかさとは逆の静かな時間に包まれています。なんだか喧騒と一抹の寂しさといった寅さんのイメージと一致しているようで、年末に上映予定の「男はつらいよ」も見てみようかなと思いました。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

あけましておめでとうございます。
新年一発目から個人的な記事になってしまい申し訳ないです。
最近は町旅としての取材には行けてないのです。すみません。

とはいえ、柴又帝釈天は予想していたより雰囲気があるうえ見どころも多くてとても良かったです。
訪れたのが午後3時すぎだったので、施設がどんどん終わってしまったのが残念。
再訪したいと思います。

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