都内ローカル線で行ける幕末志士の神社
<東京都世田谷区>

shouin_01世田谷線は、世田谷区東部の南北をつなぐ路線で、三軒茶屋から下高井戸の間を10駅をつなぐローカル線です。どこか懐かしい雰囲気を醸しだす沿線は親しみやすい町なみが続き、メディアが映し出す高級住宅街イメージとはまた異なる魅力にあふれています。
 
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駅には改札はなく2両分の小さなホームは出入り自由。料金はバスのように車内で払うシステムです。車両も小ぶりなのでちょうど電車とバスの中間をイメージするとイイかもしれません。可愛らしい見た目はもちろん、意外(失礼)と利便性も高いことから、地域の人々にとても愛されているよう。平日の昼間に乗ってもそこそこの乗車率なので、僕はまだ席に座れたことがありません。
 
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そんな世田谷線のなかほどにある松陰神社前駅を降りて徒歩3分。やはりどこか懐かしさを感じさせる商店街を抜けると、幕末の志士のひとり吉田松陰をご祭神と仰ぐ松陰神社があります。ここは、1863(文久3)年に高杉晋作や伊藤博文などによって吉田松陰が改葬された場所で、神社は1882(明治15)年の創建。神社としては歴史は長くありませんが、松陰をはじめとする多くの幕末の英雄との縁があり、多くの人々が訪れます。
 
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1928(昭和3)年に建てられたという現在の社殿は、比較的シンプルな造形です。創建時に伊藤博文・山縣有朋などによって建てられた社殿が、内陣として活用されているそうです。
 
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本殿からすこしそれたところには、松下村塾のレプリカも建てられています。あの有名な塾が思いのほかこじんまりと見えて驚きますが、解説によると内部は10畳間と8畳間になっており、私塾と考えると立派だったのではないでしょうか。目の前にくると、幕末で活躍する人材が集まって話している姿が目に浮かぶようです。
 
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ちなみに、松陰が塾生に教えたのはわずか2年半という期間だったそうですが、そんな短期間であれだけ多くの人材を輩出できたのは、まさに神業と言ったところでしょうか。学問の神として崇敬されているのも納得です。

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レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

実は今年に入ってから足繁く世田谷に通っているのですが、意外なほど懐かしい風景や親しみやすい店舗が多くイメージがかなり変わりました。
下町のおっさんが足を踏み入れずらい、お洒落であったり高級なお店ももちろんありますが、隣りあって混在しているのが面白いところです!

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