■土淵海峡

一風変わった世界一を保持する「土淵海峡」。実は、世界一狭い海峡として1996年にギネスブックへ認定されている。幅はわずか9.93m、河川であったとしても小さな部類だ。この海峡を横断すると、土庄町役場にて「世界一狭い海峡横断証明書(100円/枚)」を発行してもらえる。旅の記念にオススメだ。
■エンジェルロード

大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶うと言われている。別名「天使の散歩道」。一日二回、引き潮の際に海の中から砂の道が姿をあらわす。引き潮の時間は、日によって異なるので、チェックが必要だが、ぜひ訪れてみたい観光スポットだ。近くにある「約束の丘展望台」からは全景が見渡せる。こちらも併せて訪れたい。
■虫送り

田畑の害虫を駆除し豊作を祈る伝統行事「虫送り」。約350年もの間、肥土山にて行われている。中山でも約300年間前から行っていたが、途絶えてしまっていた。しかし近年、ある映画にて虫送りの撮影が行われたことをきっかけに復活。夕暮れの中を、大勢の灯りが列をなして動く姿は、非常に幻想的である。
■農村歌舞伎

親しみやすい名前のこちらは、江戸時代から続く小豆島の伝統芸能である。かつては30ヵ所以上で賑わいをみせていたが、現在は、肥土山と中山の2ヵ所のみで行われている。大阪で歌舞伎を見た人々が、歌舞伎の名場面を描いた絵馬や衣装を神社に奉納した事が始まりとされている。中山の農村歌舞伎は昭和62年に重要有形民俗文化財に指定された。
■花寿波島(はなすわじま)

大小2つの島の間から顔を出す朝日が、地元カメラマンに大人気である花寿波島。ここは三都半島の沖に浮かぶ無人島だ。「波の上に浮かぶ美しい島」という意味が、名前の由来らしい。朝が苦手な人も「早起きは三文の徳」を実感できる景色に出会えるだろう。
■大阪城残石記念公園

大阪城残石記念公園は、約400年前、大阪城を修復する際に切り出された岩のうち、使われることがなかった約40の残石が現存じており、それに隣接して西隣に整備された公園だ。公園内にある展示室では、古文書や石の運搬に使われた道具などが展示されており、当時の様子がわかり易く再現されている。石で栄えた小豆島ならではの施設だ。