保存地区でないのはなぜ?
寅さんの舞台にもなった土蔵が連なる路地裏
〈兵庫県たつの市〉

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龍野はいわずと知れた、童謡赤とんぼの作詞家三木露風の故郷である。赤穂の塩と特産の大豆から、醤油の醸造でも有名な町である。
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龍野は『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(昭和51年)の舞台のひとつにもなった。いまは亡き太地喜和子さんの軽快な演技と渋い龍野の町並み、そして田舎町の人情が特に印象的な作品だ。寅さんが宴会にあけくれた旅館、土蔵が連なる路地裏、静かな佇まいが続く武家屋敷街、どこに行っても映画のシーンを思い出した。
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新装なった本龍野駅ホームには、旧駅舎で使用していた跨線橋の鋳鉄柱が保存・展示されている。「I.G.R. TAKATORI WORKS 1912」(帝国鉄道院・鷹取工場・明治45年)と印されている。
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こんな素晴らしい町がなぜ保存地区にならないのか? 毎回この疑問に行きつくのも龍野の町である。
 
写真:米山淳一

INFORMATION

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レポーター

米山 淳一〔よねやま じゅんいち〕

獨協大学外国学部英語学科卒業。岸信介事務所を経て、75 年(財)観光資源保護財団(現(財)日本ナショナルトラスト)入所。事業課長、事務局長を経て、06 年退職。現在は母校の獨協大学等で講義を行うほか、地域遺産プロデューサーとして全国で歴史を活かしたまちづくりプロジェクトを推進。現在、公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)常務理事・事務局長

一般社団法人 日本茅葺文化協会理事
一般財団法人 茶道宗偏流不審庵理事
日本鉄道保存協会事務局長
東映株式会社「大鉄道博覧会」企画プロデューサー
一般財団法人 東武博物館アドバイザー ほか


【著書】
●歴史鉄道 酔余の町並み(駒草出版)
  http://komakusa-pub.shop-pro.jp/?pid=61024099
●続・歴史鉄道 酔余の町並み〈2016年2月1日発売〉(駒草出版)
●写真集「光り輝く特急「とき」の時代」(駒草出版)
◎「地域遺産みんなと奮戦記」(学芸出版)
◎「歩きたい歴史の町並」 文 米山淳一 写真 森田隆敏(JTBパブリッシング)

http://www.j-yoneyama.jp/

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