お酒好きにはたまらない!! 多数の日本酒蔵元が迎えてくれる酒都(しゅと)
<広島県東広島市>

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西条の酒造りは江戸期の延宝年間にさかのぼる。白牡丹酒造がその歴史を今も受け継ぎ、延宝時代の蔵、井戸は現役である。かつて西条は四日市と称し、旧山陽道の宿場町であった。街道に面して醸造業が発達しているようすが、町歩きをしていると理解できる。
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街道の東寄りには、賀茂鶴酒造、白牡丹酒造、西條鶴醸造、亀齢酒造、賀茂泉酒造、福美人酒造が、西側には山陽鶴酒造が操業中だ。いずれも歴史的な木造の町家と白漆喰の醸造蔵、レンガ造りの煙突をあわせもつ。酒蔵群が一体となって歴史的景観を形成していることは、特筆すべき点である。
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どこの造り酒屋も親切に見学の案内や、酒造りの解説・展示に熱心で好感が持てる。もちろん、お酒の販売もしており西条限定品にめぐりあえるのもうれしい。
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「今も造り酒屋が競い合って、美味しいお酒をつくりよります」とボランティアガイドのご婦人は、胸を叩きながら話してくれた。見れば防寒ジャケットの内側には、各酒造メーカーの紋章が染め抜かれたTシャツをしっかり着込んでいる。西条の酒造りは市民の誇りなのだ。
 
写真:米山淳一

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レポーター

米山 淳一〔よねやま じゅんいち〕

獨協大学外国学部英語学科卒業。岸信介事務所を経て、75 年(財)観光資源保護財団(現(財)日本ナショナルトラスト)入所。事業課長、事務局長を経て、06 年退職。現在は母校の獨協大学等で講義を行うほか、地域遺産プロデューサーとして全国で歴史を活かしたまちづくりプロジェクトを推進。現在、公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)常務理事・事務局長

一般社団法人 日本茅葺文化協会理事
一般財団法人 茶道宗偏流不審庵理事
日本鉄道保存協会事務局長
東映株式会社「大鉄道博覧会」企画プロデューサー
一般財団法人 東武博物館アドバイザー ほか


【著書】
●歴史鉄道 酔余の町並み(駒草出版)
  http://komakusa-pub.shop-pro.jp/?pid=61024099
●続・歴史鉄道 酔余の町並み〈2016年2月1日発売〉(駒草出版)
●写真集「光り輝く特急「とき」の時代」(駒草出版)
◎「地域遺産みんなと奮戦記」(学芸出版)
◎「歩きたい歴史の町並」 文 米山淳一 写真 森田隆敏(JTBパブリッシング)

http://www.j-yoneyama.jp/

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