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豊かな自然と文化施設、そしてお酒も楽しめる! 東京の酒蔵見学
<東京都青梅市>

都心から2時間かからずに豊かな自然が満喫できる御岳渓谷。ハイキングや渓谷歩き、カヌーなどが楽しめる人気のエリアだが、実は酒好きにとってもオススメのスポットだ。
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酒好きの目的地は、東京の地酒ブランド「澤乃井」を生産している小澤酒造。多摩川と並走して走る青梅線に乗って沢井駅で降り、川の方へと降りればすぐに到着。ちなみに、駅から北側に少し登ると奥多摩新四国霊場八十八ヶ所のひとつである曹洞宗寺院の雲慶院がある。特徴である大きな茅葺屋根は駅からも見える。

坂を下ると青梅街道沿いに「小澤酒造」、道の反対側に軽食・きき酒処・土産屋を備えた庭園「澤乃井園」がお目見え。すぐに呑みはじめたいという心も否定するものではないが、あまりにがっつくのも格好がよろしくない。せっかく自然が豊かな渓谷にきたので、まずは川沿いを散策することに…(澤乃井園内から多摩川の川辺に下りる道は岩だらけの部分もあったので、呑む前で正解だった)。日本名水百選に指定されたという美しい清流を目前にすると、これから呑む酒の期待度がグンと引き上げられる。

川辺から見える吊り橋を渡ると、昭和初期の小澤酒造当主の協力により建立されたという寒山寺があり、自由につける鐘がある鐘楼からは、なかなかの景色がおがめる。また、寒山寺の少し先には、小澤酒造が運営する「櫛かんざし美術館」もある。櫛とかんざしを中心に4000点に達する工芸品のコレクションが鑑賞できる。老舗の酒屋はその土地の文化・芸術を支援していることも多い。あわせて訪れると、ただの酒飲みにも文化の匂いを纏わせることができるのでオススメだ。

吊り橋に戻ると、川釣りを楽しむ人もチラホラ見えた。美しい清流での釣りも楽しそうだ。私は釣りはしないが「釣った魚を肴に一杯」というシチュエーションには憧れを抱いている。「自分で釣った魚は旨いに違いない」というイメージが頭から離れなくなってきた。そろそろ限界だ。

しかし予約した酒蔵見学の時間はまだ少し先。なので、気持ちの良いテラス席で呑める澤乃井園へ行き、とりあえず地ビール(さわびー:黒スタウト)でウォーミングアップ。コクがあってとてもおいしい。昼間から呑む酒がうまいのはナゼだろう?  ついでに湯葉そばを食べて腹も落ち着かせ準備万端。

古文書によると1702(元禄15)年には酒造業を営んでいたという小澤酒造。蔵の入り口にかけられた「澤乃井」ブランドの看板からは、300年を超える歴史の誇りが感じられた。酒蔵見学は1日4回実施され、社員の方が一緒に歩きながら日本酒の造り方を説明してくれるスタイル。見学の最後には好きなだけ呑める「澤乃井のきき酒」も準備されている。基本的にネットか電話で予約が必要だが、1名からでも予約可能。参加費は無料だ。

酒造りは「敬虔な神事」というポリシーを持つ澤乃井の酒造り。蔵に祀られた神棚をみると、酒を造るという行為に歴史と伝統の重みを感じた。

蔵見学のあとは「きき酒処」へ。ここでは10種類程度の酒が用意されており、それぞれ数百円で酒との出合いを楽しむことができる。気に入った酒に出合えたらもちろん購入も可能だ。今回私が選んだのは、創業時のレシピを再現したという「澤乃井 元禄」。90%という精米歩合のためか、うっすらと琥珀色をしたビジュアルで、口に含むとしっかりした味がガツンとくる。持ち帰った澤乃井のロゴ(沢蟹?)が入ったきき酒処のおちょこは、10個集めると非売品の赤猪口と交換できるらしい。赤猪口を手に入れたらさりげなく紹介したいと考えている。

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外出時は酒と飲み屋のチェックを欠かさないが、休肝日は設定アリ。
お酒っていいですよね。

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