日本遺産「かかあ天下 -ぐんまの絹物語-」の町をめぐる

自然と触れあいながら地域と親しめる甘楽ふるさと農園
<群馬県甘楽町⑤>

「牧歌的なものと共存していく価値観」を観光資源として提供していきたいという甘楽町。そのアイデアを具体化しているのが甘楽ふるさと農園だ。
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ここは農地を借りて有機農業体験ができる施設なのだが、ただ土地を貸すだけではなく「地元の人やオーナー間の交流を楽しめる」というコンセプトが特徴。一度だけ来て去ってゆく観光ではなく、度々来て地域と触れ合いを持つ新しい観光スタイルを提案している。100区画以上ある農地のうち、だいたい50%強を東京近郊の方が、残りを地元の方が借りていて、週末は結構な賑わいを見せるそうだ。
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kanra05_02b人気の理由は富岡インターから8分というアクセスの良さに加え、晴れていれば赤城・榛名・妙義の上毛三山、浅間山などをぐるりと一望できるという開放的な立地、なによりハード・ソフト両面の設備が充実していることがあげられる。
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まず、ハード面であげられるのは立派なクラブハウス。なかに入ると高い天井にガラス張りのラウンジやシャワールームなど、まるでスポーツ施設のような設備が充実。受付前の一角で野菜の種を売っていなければ、農作業用の施設とは思えない。
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また、クラブハウスとは別棟のガレージには、様々なアイテムが取り揃えられており、たいていの農具は無料で貸し出ししてくれるとのコト。町内から厳選した肥料など必要な消費材も園内で買うことができるので、買い出しの手間も少なくて済む。
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そして、一番の魅力はソフト面。農業経験豊富な管理人さんが常駐しているので、農作業をしたことがなくても安心して挑戦することができる。管理人のひとり田中さん(左側)からは「初心者大歓迎」と頼りがいのあるお言葉をいただいた。管理人さん以外の地元の方々もいろいろアドバイスをしてくれるそうなので、農業体験をしているうちに自然と地域との関係を深めることが可能。農作業だけではなく、甘楽や周辺情報にも詳しくなれるはずだ。さらに、収穫感謝祭や農園づくりコンテストなどの交流イベントも豊富。道具のレンタルもあるため、最近はバーベキューだけを楽しみにくる方もいるとのこと。
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kanra05_06bそれから、忘れちゃいけないのは丘の斜面にある羊公園。放牧に近い感じで点在する羊たちは、見ているだけでも癒される可愛らしさ。もし近くでみたり餌をあげたくなったら…管理人さんにお願いすれば、呼び寄せてくれるかも?
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畑で汗を流してからシャワーを浴び、丘の上で山々を眺めながらバーベキュー。甘楽ふるさと農園で過ごす一日は、健康的な「人間らしさ」を味わうことができる。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒

町旅編集部

記事内にチラっとでてくる上毛三山。そのうち妙義山はこの取材の1週間前に初登頂(中之嶽)しました。
高さは1000メートルちょっとですが、荒々しい岩肌と切り立った崖だからこその眺望は魅力たっぷり。妙義というのは山系の名前で、登れていないピークはまだまだアリ。近いうちに別ルートに挑戦するつもりです。

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