近代日本のシルクロードを辿る⑤

すべては絹のため〜ノコギリ屋根が絹糸づくりに欠かせない理由とは
〈群馬県桐生市〉

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古くは奈良時代から続く織物の産地として有名なのが桐生です。「西の西陣、東の桐生」と言われてきました。織物工場に特徴的なのがこの「のこぎり屋根」です。桐生だけで約200あります。北側に明かり採りをつくって採光することで、1日を通して均一の柔らかい光が入り、織物の色合いを見るのにちょうどいい光具合になるそうです。この現存するノコギリ屋根の工場のうち、レンガ造りのこの建物は貴重で、桐生では最後の1つ。現在はベーカリーに利用され観光スポットになっています。
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商工会保有のゲストハウス「桐生倶楽部」です。モダンで贅沢な洋館が人目を引きます。絹織物や反物で潤ったぶん、こうした建物にも十分なお金がかけられたのでしょう。使い道は迎賓館として商談に利用したり、講演会や会議にも利用されてきたようです。桐生明治館や桐生織物記念館とともに近代化遺産に認定されました。
写真:米山淳一

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