早起きは三文の徳?お稲荷さんの総本宮!伏見稲荷大社でしだれ桜とキツネまみれ(参り)〈京都府京都市〉

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「まだ、しだれ桜なら間に合うよ」という友人の誘惑に負け、夜行バスでの弾丸のごとく春の京都を旅してきました。京都駅に着いたのは、薄暗い早朝の5時すぎ。関西に住んでいる友人と6時頃落ち合って、JR奈良線に乗り稲荷駅で下車して伏見稲荷大社に行きました。
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駅を出てすぐのところに、なんともう!最初の鳥居がありました。
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その門の正面に立って「稲荷山からの朝日が見えるよー」と嬉々とした友人の声を聞きながら初参拝な私は心の中で「でか!本当にでか!」と反芻してしまいました。予想はしていたのですが実際の壮大さには驚きで、流石は全国に30,000社あるといわれる「お稲荷さん」の総本宮なんだ、と実感しました。
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表参道を歩き着いた楼門(重要文化財)は、豊臣秀吉が「(秀吉の)母の大政所(おおまんどころ)殿の病悩平癒(びょうのうへいゆ)祈願が成就すれば一万石奉加する」と記したいわゆる“命乞いの願文”が伝来することでも知られており、神社の楼門の規模としては最も大きいものに属するそうです。
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外拝殿(重要文化財)の朱色としだれ桜のピンク色が雅。早朝なこともあり近隣の住人がウォーキングやランニングをしていました。
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千本鳥居(重要文化財)への入り口。友人曰く日中に訪れると観光客でいっぱいで、落ち着いて写真が撮れないそうです。この時はほぼ人はなく、鳥居も撮り放題。何度も来ている友人も興奮気味でカメラのシャッターを押していました。
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異世界に吸い込まれそうな独特の雰囲気は海外からも評価が高く、京都の観光地でもたいへん人気だそうです。この稲荷の鳥居の朱色は、社殿と同じく「稲荷塗(いなりぬり)」といわれ、朱をもって彩色するのが慣習となっているそうです。また、この「あけ」という言葉は、赤・明・茜など、すべてに明るい希望の気持ちをその語感にもち、その色はまた生命・大地・生産の力をもって稲荷大神の“みたま”の働きとする強烈な信仰が宿っています。
 
この数えきれないほど並んでいる鳥居はすべて奉納によるもの。崇敬者が祈りと感謝の念を鳥居の奉納をもって表そうとする信仰は、すでに江戸時代に興り、この風景が作られたそうです。なので昔からあるものと思いきや、意外にも平成になってからのものが多く、中でも一番目立つ大きい鳥居を奉納していたのが大手広告会社だったのには、何かへんに納得してしまいました。
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千本鳥居をぬけ「奥の院」と言われる奥社奉拝所に到着。通称“命婦谷(みょうぶだに)”と言うそうです。ちなみに「命婦」とは古くは平安期の五位以上に叙せられた女官及び五位以上の官人の妻を意味し、現代では稲荷大神の御眷属(ごけんぞく)であるお狐様の異称のことだそうです。
 
右奥に行くといつも行列で待つのが大変というおもかる石を発見。おもかる石がどの部分か?と言うと石灯篭(いしとうろう)の上の空輪(頭)のことだそうです。その石を持ち上げ、そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶い難いとする試し石。さっそく、持ってみました。ん?軽い。いや、やっぱり重い?どっちつかずだったのですが、きっと軽かったはず(笑)。さらに、目を引いたのが個性的な白狐の絵馬でした。
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ちなみに絵鳥居じゃなく願かけ鳥居もあります。
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標識の案内図も、とってもカラフル。
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境内の各所にはお稲荷さんのお使い狐たちがたくさんいます。髭が目立ってたり目力があったり木造だったりとそれぞれに違うのが面白く、思わずの狐コレクション。実は私、最近までお稲荷さん=狐神=油揚げと連想してたのですが違いました。お稲荷さんの主祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と言う穀物の神様。田の神などを信仰していた秦氏の氏神との習合だそうで、狐は田や畑の害獣であるネズミを食べる在り難い存在であると同時に、農業の守り神として「稲荷大神様」のお使い(眷族)になったとのこと。
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おキツネ様には会えませんでしたがお猫様に出会いました。
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帰る頃には神主さんが朝の巡回祈祷をしていてさらに神聖な気分。外拝殿には某乳製品会社のヨーグルトなどが供えてありました。
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帰りは屋台やお土産物屋さんが並ぶ神幸道(しんこうどう)コースへ進みます。
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「繁栄を願う」参拝の記念品として人気があり「お稲荷さん」でしか買えないお土産品の「総本家いなりや」さんの「稲荷せんべい」を発見!一枚一枚手焼きでその場で焼きたても食べられるんです。さっそく友人と一枚ずつ購入。ちょっと行儀悪いかなと思いながらも、食べ歩きながら駅に向かいました。早朝のため朱印を行っている時間帯には届かず、御記帳できなかったのだけが悔やまれますが、それでも朝一のお稲荷さん参りは清々しくて、大正解でした。
 
写真:もちすず

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レポーター

もちすず(「町旅」女子部)

スイーツ、美味しい物大好き。
そして、地味に寺社仏閣、歴史的建造物に心躍る人。
高野山旅行をきっかけに相棒(OLYMPUS PEN E-PL7)を
手に入れプチ旅を楽しもうと暗躍中。

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