映画セットのように美しい! 「お・も・て・な・し」対応万全の茅葺集落
<福島県下郷町>

1640年ごろ、会津と日光を結ぶ下野街道の宿場町として整備された大内宿。会津藩主の18回に及ぶ江戸参勤や江戸廻米の輸送中継点として利用された重要な役割をはたしていたが、五街道以外の通行に対する幕府の取り締まりや1683年の地震による山崩れなどの理由から徐々に通行量が減少。外界との往来が少なくなったことで、江戸時代の面影が残る集落となった。
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自動車でのアクセスがメインとなる大内宿では、近年の観光客増加にあわせて広い駐車場が用意されている。ロードサイドにはのぼりが立ち、地元の方々による交通整理も行なわれていて、近くまでいけば迷うことはなさそうだ。また、駐車場内の一部には観光案内所やトイレも併設されており、想像以上に観光対応が充実していることに驚く。
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駐車場から2~3分歩くと、水路に挟まれた大通りの両側に重厚な茅葺屋根の建物が建ち並ぶ時代劇で見たような景色が現れる。茅葺屋根の建物は、そのほとんどが、土産屋や飲食店・宿屋として多くの旅人を迎え入れており、軒先を覗きながら歩くだけで楽しい。ちょっとした装飾や、腰をおろせる場所、喫煙スペースなどもあちこちに設けられ、来訪者にゆっくり過ごしてもらおうという気持ちが感じられる。
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店を覗くと「お茶飲んでいきなよ」「ちょっと味見したら?」など、次々と声がかかる。面白かったのは味噌の味見。この地域では薄く切った大根に味噌を乗せ一緒に食べて味見をするスタイルが主流。シンプルな大根があることで、味噌の味や違いが良くわかる気がした。
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通りの中ほどにある「大内宿町並み展示館」は、会津藩主が参勤交代時に使ったと言われる本陣を復元した建物。なかでは江戸時代に使われた生活用具や茅葺きに関する資料が展示されているので、大内宿の佇まいになにかを感じたなら、ぜひ立ち寄ってみるべき。有料区画のなかは比較的観光客も少なく、ゆっくりと見てまわれる。
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通りのつきあたりにある神社へと続く急な階段を登ると、観光パンフのような町を見下ろす写真が撮れる場所がある。ゆるくカーブした町なみと行きかう人々を収めた写真は、まさに宿場町の雰囲気満点。 ときには撮影の順番待ちが発生するほどの人気スポットというのもうなずける。
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撮影スポットから奥へ進むと小さな祠や石碑があり、表通りと異なる素朴な風景も見られる。
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日が暮れになると灯が点きはじめ、昼とはまた違った風情に。夕方にはほとんどの店舗が閉まるので、観光客もどんどんいなくなり古来の大内宿が現れてくるようだ。宿場町「大内宿」を深く味わうなら、地域内の宿に泊まるべきなのだろう。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒

「町旅」編集部

大内宿の飲食店はほとんどが古民家そば屋。
「くるみそば」か「ねぎそば」かで迷いましたが、「やっぱり一度はネギ食いしとかなきゃな~」と思い立ち挑戦!
美味しいけど食べづらかったので、ネギは齧って完食し、そばはお箸で食べました。

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