駅前から町の自慢がズラリ! 溢れ出る地域愛を体感せよ
〈大阪府池田市〉

看板
 
midorinomachi阪急梅田駅から宝塚線急行で約20分、池田駅を降りると目の前に飛び込んでくる巨大な三角柱の看板がある。それぞれの面ごとに「インスタントラーメンのまち池田」「落語のまち池田」「卓球のまち池田」と大きく書かれ、さらにその足下には「緑の町 池田」の文字が刻まれた大きな石が! どうやらこの町は見どころ満載のようだ。
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「インスタントラーメンの町」というのは、1958(昭和33)年に日清食品創業者の安藤百福により世界初のインスタントラーメンがこの地で発明されたから。駅から歩いて5分の所に「インスタントラーメン発明記念館」があり、発明当時の研究小屋やインスタントラーメンの歴史が展示されているほか、「マイカップヌードルファクトリー」では自分だけのカップヌードルを作ることができる。
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次の見どころは「落語ミュージアム」。「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」と「池田」名前が入った上方落語がある事や、人気落語家桂文枝師匠が池田市民である事から2007(平成19年)年にオープンした施設で、落語の映像や音声資料が楽しめ、毎月第二土曜日には落語会も開かれている。通常時は入館も無料。落語が好きなら一度は訪れたい施設だ。また、ミュージアムに面した「能勢街道」は、江戸時代「北の都」と呼ばれ商業都市として特に池田炭の集散地と酒造の町として栄えた池田の大動脈であり、歩いているとその名残を至る所に見る事ができる。
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能勢街道をしばらく歩くと町の繁栄を支えた蔵元「吉田酒造」がある。現在の主屋は明治10年の火災後に再建された建物だが、国の登録有形文化財に指定されていて、虫籠窓の窓枠と格子や祖卯建は江戸時代のままに再建され、仕舞屋風を形作る高塀の佇まいが大型酒造業の姿を今に伝えている。
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さらにその先には池田を代表する酒「清酒呉春」の蔵元もあり、当時の風情を残している。
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kajiyamaさて、この町の繁栄を支えた「池田炭」は、切り口が菊の花に似ている事から「菊炭」とも呼ばれるクヌギの黒炭で、明治3年まで宮中御茶用炭として献上されるほど良質な炭。手に入れたいな…と商店街を歩いていると、Kajiyamaという洋品店の前に池田炭が100g単位で販売されていた! なぜ洋品店で炭を売っているかは謎だが、重さを計って店内に入ると、三代目という品の良いご主人が池田炭の事や市の歴史を丁寧に教えてくれた。
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その他にも、煉瓦積みの装飾が目立つ国登録有形文化財「旧加島銀行池田支店」、阪急電鉄創始者の事績を紹介する「小林一三記念館」、小林氏のコレクションを展示している「逸翁美術館」、桜で有名な「池田城跡公園」など、池田の町は一日で回りきれない魅力がある。
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と偉そうにこの町の事を語っているが、そのほとんどの事を教えてくれたのが池田駅前にある「池田市観光案内所」。町歩きの前にここを訪ねると、スラスラと的確な答えをくれてとても便利だ。池田市愛溢れるスタッフの藤田さんは、市のキャラクター「ふくまるくん」と一緒に撮影に応じてくれた。ありがとうございました!
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ちなみに「卓球のまち」は市が生涯スポーツとして卓球を推奨しているから。「緑の町」は特産品として細河地区の植木があり日本四大産地の一つと言われているから。町のあちこちに「ウォンバット」が出没しているのは、ウォンバットのいるオーストラリア連邦タスマニア州ローンセストン市と姉妹都市だからだ。
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そういえば駅前にもう一枚大きなパネルが…「世界一信号まもる町池田市」。池田市、欲張りです(笑)。

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つちだゆういち

「町旅」編集部

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