〇〇効果で二人の仲も結びつく!? 有名観光スポットの新しい楽しみ方
〈広島県尾道市〉

天然の良港である尾道港が豪商を生み出し、商人文化が開花した尾道。その財を用いて整備された町を一望できる人気スポットが「千光寺公園」です。ただし、山頂駅まで3分で運んでくれるロープウェイは、通常17時15分までの運行なので、ロマンチックな夕景をゆっくり見るには少し早めに終了してしまいます。しかし、あきらめる必要はありません。ロープウェイが終わっても千光寺公園は24時間入園可能なので、標高144.2mほどを歩いて登ればいいのです。
IMGP4451
IMGP4452
登ると言っても山道ではなく石畳の舗装路。まずは「古寺めぐりコース」という観光ルートに沿って歩きます。一説には、山の尾根伝いに一筋の通りが有ったことから「山の尾の道」が変化して地名になったと言われる「尾道」。ですが、このコースはアップダウンや曲がり角が複雑に入り組みまるで迷路のよう。歴史ある寺社につくと、コース通りに歩けていることが確認できてホッとします。
IMGP4457b千光寺に続く登りにでたところで、古寺めぐりコースを外れて進みます。スタートした麓の線路沿いの道から30分ほど石畳を歩いたところで千光寺に到着。
IMGP4463_b
千光寺は806(大同元)年に開かれたお寺で、境内には複数のお堂や諸仏、巨岩・奇岩が祀られています。また、明治時代の和尚様により千光寺山一帯の公園化が進められ、現在は尾道観光の目玉のひとつになっています。
IMGP4465b
17:30を過ぎた境内は、売店なども閉まっていて誰もいません。静謐で厳かな雰囲気は、町の灯りを見てここが生活の場と離れていないことがようやく認識できるほど。施設内には入れませんが境内の見学は自由にできるので、ゆっくり見てまわりたい人にはオススメの時間です。
IMGP4474
境内を抜けると点々と石碑が置かれた「文学のこみち」があります。こみちのなだらかな坂を登り、営業時間を過ぎたロープウェイ山頂駅をこえると「頂上展望台」が見えてきます。
IMGP3311b
さっそく展望台にあがると素晴らしい眺望! 連なる山々と尾道水道が織りなす景色を、徐々に増える尾道の灯りとゆっくりと沈んでゆく太陽が様々に変化させてくれます。日が沈むまで眺めていてもまったく飽きません。もし夕暮れに間に合わなくても、夜景100選に選ばれた景色を楽しめるので慌てなくても大丈夫。
IMGP4484
IMGP4483
展望台を降りてロープウェイの反対側に歩くと尾道美術館と駐車場があります。実は車でも来られますし、美術館内を鑑賞して夕景を待つ手もありますね。車道をくだった少し先には、ライトアップされた「恋人の広場」があり、ここからも綺麗な夜景を見ることができます。
IMGP4488
「恋人の広場」から、歩いても町へ降りて行けます。しかし、日が落ちた千光寺公園周辺は真っ暗。街灯も少ないので家々から漏れ出る光を頼りに、暗い路地をくだることになります。舗装路なので足元の心配はあまりありませんが、登ってきた「古寺めぐりコース」以上に入り組んだ道のため、だんだん方向感覚も失われていくのです。
IMGP4492b
でも、安心してください。ちょっと心細くなるころには民家の密集する地域に戻ることができますよ。雰囲気のある夜景をみたあとは、散歩がてら迷路のような尾道の町を歩く。ムードを高めたあとに、吊り橋効果でダメ押しできるこの下りコース。ちょっと迷ったくらいじゃ喧嘩にならない仲が良いカップルにオススメです!
 
民家のすぐ横を通り抜けるので、騒ぎすぎないよう注意して楽しんでくださいね。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒

「町旅」編集部

道に迷うことも多いけど、あまりへこたれない

関連タグ

関連記事

エリア

(Categories)

タグ

(Keywords)

すべてのタグを見る

おすすめ記事