昭和の面影が色濃く残る平塚競輪場
<神奈川県平塚市>

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数々のマリンレジャーが楽しめる平塚の海からすぐ近くにある平塚競輪場。開設されたのは1950(昭和25)年と70年近い年月を刻んでおり、パッと見は懐かしい雰囲気です。僕は初めて競輪場を訪れたのですが、本場開催(ココでレースが行われるとき)は入場料100円で、場外開催(他の競輪場でレースが行われるとき)は無料とのこと。取材時は場外開催の日だったので、ふらっと入ってみました。
 
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ゲートをくぐると無料の出走表が置いてあったので一枚頂戴。モノクロ刷りで写真など一切入らない無骨な仕上がり、実用情報のみを詰め込んだ紙面は長い間変わらないスタイルなのでしょう。「期別・班別」や「BK」など、初心者には詳しい意味が分からない単語も使われていますが、かえって独特の世界が感じられグッとくるものがあります。
 
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レースが始ると屋外モニターに人が集まってきました。みなさんモニターに集中しているので、お顔が写らない写真 (念のためボカシ入れましたが)が撮りやすい!レースが佳境になるといくつかの声とともに熱気があがり、不思議な一体感と昂揚感を醸しだします。それほど鉄火場の雰囲気ではなく、当たっても外れても多くの人が楽しそうな雰囲気です。
 
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メインスタンドは昨年(2017年)に完成したばかりで驚くほどキレイです。1F投票所の周囲は株式取引でもしているかと思う感じでした。中は空調も効いているし、ドリンクサービスもあり快適。スタンドにもすぐに出られるので、とても整っている環境だと思います。
 
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レースが開催されていなくてもスタンドにはそこそこの人が…。コースは一周400mで、想像より小さかったのですが、バンクの傾斜は「ここを自転車で走るなんて無理」と思わせるほど急でした。ちなみに、年に一回開催される湘南バイシクル・フェスというイベントでは、一般参加者がバンクの中を走行できる無料の試乗会が行なわれているそうなので、間近で見たい方は参加してみては。
 
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また数多くある飲食店も場内の魅力のひとつ。どこか遊園地風でありながら、立ち飲み屋の雰囲気も併せ持った佇まいもステキですし、良心的お値段で懐にも優しい! 新聞を持って予想をしている店員さんがいたのは驚きましたが、お客さんとのコミュニケーションには最も効果的なスタイルなのかもしれませんね。仕事中でなければ迷いなく一杯やってるところです。
 
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場外へ出ると平塚駅か本厚木駅までの無料バスが出ていて、切符を持った女性に「乗りますか?」と声をかけていただきました。出発まで10分くらいあるというのでお断りすると、隣りにいた年配の男性まで「10分待っても5分で着くよ。体を鍛えてるんじゃないなら乗った方が楽だよ」と笑顔ですすめてくれます。車券も買ってないのに申し訳ないな~と思いながらバスに乗ると、なんと声をかけてくれた男性が運転手さんでした。施設も人もひとむかし前のあたたかい日本を感じさせる「平塚競輪場」へ、足を運んでみてはいかがでしょう。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

40数年生きて来て、初めて競輪場に足を踏み入れました。
馬・舟・バイク・自転車と、公営はとりあえずコンプリート。カジノも一度は行ってみようと思います。

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