地震に苦しむ人々のために建てられた平塚八幡宮
<神奈川県平塚市>

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神奈川県の湘南エリアに位置する平塚市は、東海道五十三次のうち七番目の宿場「平塚宿」として栄え、当時は東西に約1・5キロ、幅10メートル前後の街道沿いに、約50軒の旅籠やそれに付随する飲食店が軒を連ねていたそうです。昭和20年に市域の戸数の約7割が焼失しまうほどの空襲あい、それ以前の遺構はほとんど残っていませんがそこから見事に復興し、広い直線道路を基調とする美しく整備された町並みを作り上げています。
 
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毎年7月上旬に開催され、湘南に夏の訪れを告げる「湘南ひらつか七夕まつり」は、戦後の商業振興策として始められた「復興まつり」が発展したもの。開催時はJR平塚駅北口商店街を中心に多くの七夕飾りがたなびき、市内全域でパレードや様々なイベントが開催されます。
 
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平塚駅北口からまっすぐ北に延びる道の先にある平塚八幡宮は、380(仁徳68)年に創建された鶴峯山八幡宮から続く長い歴史を持つ神社です。駅からは徒歩10分かからず繁華街にもほど近い場所にあるうえ目の前の道路は国道一号線なのですが、境内に入ると何故だかとても落ち着いた雰囲気。広々とした空間と青々と茂った木々が心に作用するのでしょうか。
 
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hiratsuka3_05鳥居をくぐってすぐの池にかかった石橋周辺では、数種類の鳥がお出迎えというか陣取っています。向こうから近寄ってはきませんが、コチラが近寄っても逃げず…まったく人間を怖がっていない様子です。至近距離で撮影してもピクリともしません。それにしても、なぜ神社にアヒルなのでしょう。社務所にはエサも売っていましたが、理由はよくわかりませんでした。
 
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大地震に苦しむ人々の様を見かねた仁徳天皇により建てられたという平塚八幡宮は、鎮地大神と仰がれています。その起源を考えると「厄除」「八方除」「方位除」などの除災・御祈祷が本筋なのでしょうか。震災や戦災に負けず発展している町を見ると、平塚の精神的支柱として大きく貢献しているように思います。また、七五三や結婚式など人生の節目の行事や、ほぼ毎月のように祭礼行事も行なわれていることから、地域の人々にとって身近な神社なのだとも感じました。
 
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本殿の他にもお社がありますし、境内は美しい庭園や見どころが多いので、あまり難しいことを考えず散歩するだけでも楽しめます。
 
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珍しい所では、境内の一隅にある日本各地の絵馬を集めた展示。絵馬を集めた展示って意外と無いような気がします…これは社格が高いからできることなのでしょうか。形やイラストなど、様々なバリエーションがあって見ごたえアリ。
 
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hiratsuka3_18先にも述べたように国道一号線沿いにあるので、自動車でのアクセスもカンタンです。平塚付近を訪れの際は、ぜひ足を伸ばしてみてください。
 

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

デザイン会社さんと打ち合わせのために訪問した平塚ですが、予想外に見どころや遊べる場所が多くて驚きました。
都市機能と自然環境が隣接していて羨ましい環境…湘南というとまず茅ヶ崎が思い浮かびますが、平塚かなりイイです。

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