江戸時代のおもむきが色濃く残る北国街道の宿場町
<長野県東御市>

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海野宿は江戸時代に北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町として、江戸末期からは養蚕業で栄え、豊かな富により建築された風格ある建物がいまなお残り続けている町である。地域一帯は伝統的建造物群保存地区に指定されており、まるで時代劇のセットのように思えるほどの町並みをみせてくれる。
 
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たまに自動車が走ってくると違和感を感じるほど、町には驚くほど多くの伝統的建造物が立ち並んでいる。街道沿いには江戸時代の旅籠屋造りが多く、長短2本づつ交互に組み込まれた「海野格子」と呼ばれる格子が特徴。
 
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unno04また、富家でないとできない建築的意匠「うだつ」を供えた建物も多いので、建築好きにはたまらない環境でもある。「うだつ」には種類があり、「本うだつ」を備えた建物は江戸時代、「袖うだつ」を備えたものは明治時代に建てられているそう。ちなみに「うだつが上がらない」という言葉は、この「うだつ」のコトをさしているそうだ。
 
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中心地近くには海野宿資料館があるのだが、周囲の建物すべてが資料館的佇まいを持っているので、知らないと見逃してしまう可能性あり。というより、町全体が貴重な資料なのではないかと感じた。
 
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unno07海野町の東端に位置する白鳥神社には、樹高30mをこえるケヤキの御神木があり、町の人たちの手でしめ縄を付けられていた。この町の歴史を見続けてきた樹齢700年以上と推定される大木は、いまもこの地域の人々に大切にされている。
 
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信濃鉄道田中駅と大屋駅の中間に位置し、現在は決してアクセスが簡易と言えない海野宿だが、そのために変わらない町並みが残ったともいえる。これほど昔懐かしい景色や特徴的な地域文化を味わえる場所はそうそうない。のんびり歩けば江戸時代の旅人の気分になれるだろう。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

古くから続いていいる家が想像以上にたくさんあって驚きました。全体的にキレイですし、まるで宿場町のテーマパークのようです。
午前中の早めに行ったので、まだお店があまり開いていないのが残念でした。

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