神話の時代から重要地点!? 独特のモノゴトが多数ある琵琶湖畔の神社<滋賀県高島市>

湖中鳥居に注目が集まりがちな白鬚神社だが、興味深い点は他にも多数ある。
 
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豊臣秀頼の寄進により1603年(慶長8年)に建立された本殿は、桃山時代特有の建築様式がよく示されており昭和13年に国の重要文化財に指定。大変貴重な文化財なのであるが、面白いのは1879(明治12)年に造営された拝殿が本殿に接続されているコト。元々複雑な形状をした屋根や高さの異なる床が一体となり、権現造に似た独特の形状を作り出しているのだ。
 
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御祭神は天孫降臨のときに道案内をしたと伝わることから導きの神とされる「猿田彦命(さるたひこのみこと)」。この猿田彦を祀る神社を建てると老翁の顔をあらわされたことから、白鬚神社というそうだ。ちなみに、全国にある300ちかくの御分霊社の漢字表記は「白鬚」「白髭」の2種類があり、あごひげを表す「鬚」は関西に多く、くちひげを表す「髭」が関東に多いそう。いずれにせよ、白いヒゲの連想から長寿の神様としても信仰が深い。
 
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毎年9月の5・6日に行われる「白鬚まつり」では、数え年で2歳を迎えた幼児に本名以外の名前を授ける「なる子まいり」と呼ばれる神事が行われる。授かった名前で3日間呼ぶと健やかに育つとされ、地元から遠方まで多くの人たちが子どもを連れて訪れる。幼い子は混乱しないか心配だが、神様から貰った名前があるというのは長じてからも誇らしく感じるのではないだろうか。
 
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また、近年は若者を中心にパワースポットとしても注目も集めているという。境内社の奥へとするむ階段を登って少し歩くと…
 
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岩戸社(いわとしゃ)と呼ばれる社と、大きな三角形の岩が見えてくる。岩戸社は境内の一番上手にある石室(古墳)前に建てられた社なので、この岩も古墳の一部なのかもしれない。
 
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縄で囲われた三角岩は何となく神秘性を帯びているように見えるからか、近年になってココに神が降りてきたという説もでてきたのだとか…。近寄ると頭が痛くなるなんて噂もあるらしいが、感受性が低いのか自分は何ともならなかった。むしろ、神話の時代にさかのぼるロマンを感じられるので、興味を持ったら境内の奥まで訪れてはいかが。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

湖中鳥居に接続された本殿と拝殿、さらにはピラミッド型の岩と、インスタ映え・歴史的建造物・パワースポットと様々な要素に対応できる白鬚神社。
個人的に最も気になるのは、「なる子まいり」で神様から頂けるという名前。具体的にはどんな名前が付けられているのか知りたくて検索してみたのですが、Webではひとつふたつしか見つけられませんでした。「親しい人以外に教えてはいけない」的な掟でもあるのでしょうか?

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