地元ボランティアの方と歩く

【再掲】歴史的景観地区を華やかに彩る「真壁のひなまつり」
<茨城県桜川市>

茨城県桜川市真壁町で2018年2月4日(日)~3月3日(土)の約一か月間開催される「真壁のひなまつり」。2017年開催時に町旅編集部がボランティアガイドさんに案内していただいた記事を再掲載いたします。180をこえるお雛様が楽しめるこの機会に、歴史的町並みが残る真壁町を訪れてはいかがでしょう。
 
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筑波山の北に位置する桜川市真壁町は、戦国時代の城下町の町割りがいまだに残り、地域にある登録文化財の数も100をゆうにこえる歴史を感じさせる町である。中心部は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、ゆっくり町歩きを楽しむにはもってこいの地域だ。
 
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そんな真壁町に大勢の人が押し寄せるのが、2月上旬から3月3日まで行われる「真壁のひなまつり」である。
 
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10万人以上の来訪者があるというこの期間は、地元の方々が自主的に飾ったおひな様で町が華やかに染め上がる。町内で展示されるひな飾りはなんと160体以上。そのすべてを紹介するのは難しいので、通常時も町歩きガイドをしているボランティアの方に見どころを案内してもらうことにした。
 
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スタートは江戸時代は真壁陣屋であったという場所に建てられた真壁伝承館。ここには真壁の歴史や江戸時代から大きな変化がないという町割りの模型など、町を歩く前に知っておきたい情報が満載。ついつい長居してしまいそうだったが、今回はひなまつり期間なので早々に切り上げ町へ。
 
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と思ったら、向かったのは併設する図書館。なぜ?と思いながら館内に入ると、日本の古典とともに「本棚」に飾られたお雛様がお目見え!
 
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一体一体をよく見るとそれぞれの人形が古典を読んでいるという凝りよう。ちなみに男雛は古今和歌集、女雛は土佐日記、官女の1人は伊勢物語など、キャラクターにあわせた本がチョイスされていてディティールへのこだわりも相当だ。ディスプレイとしての完成度も高く、「ひな飾りなんてどれも大差ない」と思っている人も、これを見たら興味が湧いてくる一作といえる。
 
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伝承館の一つとなりの区画にある「村井醸造」は、延宝年間(1673~1680)に店を構えたという記録が残る老舗の造り酒屋で、店舗・蔵・煙突は登録有形文化財である。
 
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ひなまつり期間中はひな飾りの展示のほかにも、お酒の試飲販売や酒蔵見学…
 
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地元アーティストによる作品の展示や販売など様々な催しが行なわれている。
 
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試飲コーナーの近くに飾られたお雛様は、昭和10年代から伝えられているというもの。段飾りの麓には裏書きされた木箱も展示され、長年大切に扱われてきたことがよくわかる。ガイドさんに教えられて注目したのが、一番下に飾られた3体の仕丁(じちょう)。通常は傘や箒などの道具を持っていることが多いのだが、こちらの仕丁たちは手ぶらだったり、酒器やつまみを持っていたりと宴会モードなのである。
 
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約100年も酒蔵にいて相当できあがっているはずだが、お酒を飲んで楽しそうにしている仕丁のいきいきとした顔をみると、見ている方も一杯やりたくなってくる。
 
つづく。

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒

町旅編集部

お世話になった「真壁街並み案内ボランティア」の方々はとってもお元気。どこへ行っても顔馴染みなので、商店裏の裏や民家の蔵とか、顔を知らないと入りずらい所もガンガン案内してくれました。お話も面白く読者の方にもオススメです。お申し込みは真壁伝承館ホームページから!

当日お世話になった鈴木さん・石島さん・上野さんありがとうございました。

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