【再掲】燃える天然記念物! 伊豆半島の春を告げる山の丸焼きを見よ
<静岡県伊東市>

毎年2月の第2日曜日に行われる静岡県伊東市の大室山山焼き。記事は2016年に取材したものです。 今年(2018)は2月11日(日)が予定日ですが、天候により延期になる場合も多い催事なので…。詳しくは記事をご覧ください。
 
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伊豆半島伊東市にある大室山は標高580mの独立峰で、単成火山の典型例として2010年に国の天然記念物に指定された名峰。お椀を逆さにしたような美しい形はまさに絵に描いたような山容で、火口のなかには大室山浅間神社という神社も存在している。そのためか2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」に登場する山に似ているとネットの一部で話題にもなりました。
 
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特徴あるシルエットは東伊豆の様々な場所から確認でき、個人的に東伊豆のランドマーク的存在だと思ってます。
 
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大室山は歩いての登山は禁止されていますが、リフトに乗れば山頂まで6分。ちょっと怖がる人もいそうな角度でぐいぐい登っていきます。
 
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お鉢は歩いて一周できるので、晴れていれば富士山や伊豆七島など、360度の眺望が楽しめます。ただし、風が強い時があるので、リフトに乗る前に上着を一枚持っておいた方がよいでしょう。
 
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そんな大室山でぜひ見ていただきたいのが、700年余りの伝統がある「山焼き」。なんと、 カヤで覆われた山に火をつけ全体を焼き上げてしまうという、年一回の大イベントです。午前中に噴火口内が焼かれたあと、式典を挟んでから山全体に火をつけます。
 
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先着順(有料)で山に火をつける権利を得た一般の方たちが、消防団とともに山麓に散らばり準備万端。見ている方の期待も最高潮に達する瞬間です。
 
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本部の合図とともに点火されるのですが、最初はチロチロとした火がいくつも上がっていくだけ…「これで山が燃えるのか? 」と不安になりますが…。
 
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中腹のやや下あたりから、合流した火炎が一気に勢いを増し、バチバチという音とともに盛大に燃えはじめます。けっこう離れていても熱さを感じ迫力満点! 巨大な火炎はそれだけで人を興奮させる力がありますね!!
 

大室山山焼きの動画

 
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舞い上がった煤と煙で空も急速に暗くなります。想像以上の急展開は驚きの一言。前々回訪れたときは龍のように渦をまいて舞い上がる気流も発生! 本当の山火事の恐ろしさを想像してしまうとともに、貴重な現象を見ることができて来て良かったと思いました。
 
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鎮火後はリフトが再稼働するので、生々しい焼け跡を残すお鉢を歩いてみては。もの凄い熱量を感じた後に見ると、所々に焼け残った部分があるのが奇跡的に感じます。正面に見えるのがリフトの駅で、そこから火口内に続く階段を下りると、安産と縁結びにご利益があるといわれる「大室山浅間神社」も中腹にあります。さらに、火口の底まで降りるとなぜだかアーチェリー場が? ここでは観光客向けのお手軽体験なども用意されています。
 
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ちなみに…山焼きの実施は毎年2月の第2日曜日というコトになっているのですが、雨風や積雪などの状況により、延期になることも多いです。記憶では3月まで引っ張ったこともあるので、大室山リフトのHPなどで開催状況を確認してからお出かけを。
 
【延期時のオススメ】
延期が続くと桜が咲き始め、花見も一緒に楽しめるというメリットが発生します。山焼きの見物スポットである「さくらの里」は、その名の通り桜の名所。そこがまだ咲いていない場合は、早咲きで有名な「河津の桜まつりまで足を伸ばすと良いでしょう。
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INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

「大室山の山焼き」は天候次第ですぐに延期になってしまうので、早いうちから予定を立てても無駄になることも…。HPで開催されることを確認をしたら、素早く行動に移れるフットワークが重要。もしくは「行って中止になったら釣りでもするか~」ぐらいの軽い気持ちでむかうのもオススメです。

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