現代の人々をリアルに結ぶ甲賀の三大佛④

「甲賀三大佛」巡りとご一緒にいかが! 名物料理とロケ地巡礼
<滋賀県甲賀市>

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三大仏のひとつ薬師如来坐像がある櫟野寺(らくやじ)から1kmほど南へ行くと、数々のメディアのロケ地としても有名な油日神社がある。最近ではNHK連続テレビ小説「わろてんか」や、テレビ朝日「必殺仕事人」の撮影も行なわれており、劇中のシーンを求めて訪れるファンも多いそうだ。
 
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ロケ地として使われるにはもちろん理由がある。1493(明応2)年の上棟とされる本殿や、永禄(1558~1570)年間の建立とされる楼門や回廊が、江戸時代以前からつづく景観をつくりだしているからである。樹齢750年を超える神木をはじめとする社叢林も含め、長い年月を経てようやく生みだせる空間は、かつての日本を表現する背景としてふさわしい場所なのだろう。
 
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aIMGP6346ロケ地としての興味はなくとも見るべきものは多い。霊峰油日岳の麓に鎮座する油日神社は877(元慶元)年には存在が記されている古い神社であり、一直線にならんだ本殿・拝殿・楼門 を廻廊で囲うような形状をした境内は、その建物の多くが国指定の重要文化財。廻廊に包まれた内部に立ち入ると、積み重なる年月と人々の願いが肌で感じられるようである。
 
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櫟野寺(らくやじ)の西方約3kmの位置にある錦茶屋は、甲賀市甲賀町で50年の歴史を刻む日本料理店だ。慶事・法事などの宴会ができる最大150名様収容の大広間も備え、地元に密着し愛され続けているのはもちろん、多くのメディアにも取り上げられる有名店でもある。
 
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一見では入りづらそうな感じがするが、実は嬉しいランチ営業もあり。本格的な日本料理をリーズナブルな価格で味わえるランチは、観光客でもふらっと立ち寄りやすい。昼からしっかり寿司や天ぷらというのも旅の醍醐味だが、地の物をいろいろ食べたいと思っているときに、甲賀名物「虎の巻(600円)」や「くの一巻(600円)」といった手軽なメニューがあるのも嬉しいところ。
 
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3~11月に訪れるなら「薬草ご膳」をぜひ。製薬や行動食に薬草を用いていたといわれる甲賀忍者にあやかり、甲賀の山々で積んだ薬草をふんだんに盛り込んだという御膳は、まさにここでしか食べられない錦茶屋名物。品数も豊富なので、土地のものを数多く味わえるのでオススメ。
 
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数多い料理の食材や薬効もしっかり教えてくれる。丁寧に料理の説明をしてくれる奥さまと勢いよく言葉を放つご主人どちらのお話も楽しい。また、タイミングがあえば、甲賀の昔話や近辺の見どころなども聞かせてくれるなど、店の格からは想像できない親しみやすさも錦茶屋の大きな魅力だ。
 
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ちょっとした休憩に便利なのが、丈六阿弥陀如来坐像の十楽寺と丈六釈迦如来坐像の大池寺をつなぐ国道一号線沿いにある「あいの土山」。ここは1993(平成5)年に滋賀県で最初に登録された道の駅で、休憩や特産品の購入ができるほか、東海道沿いという立地から歴史街道の情報発信基地としても機能している。
 
aIMGP6392物産では、地域の主要産物である「土山茶」はもちろん、地域のお米を使った商品も充実。人気という「竹の皮に包んだおむすび」や甲賀ブランド「黒影米(黒いもち米)」、そして黒影米を用いたレストランメニューなど、美味いと評判の甲賀の米を味わってみる良い機会になっている。
 
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気に入ったらお持ち帰り用の米も豊富に取り揃えられている。取材日は12月初旬ということもあり、様々な銘柄の新米が並べられていた。
 
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また、ぜひ挑戦して頂きたいのが「分身の術」の顔出しパネル。7カ所も穴があいているので、人数を揃えるだけでも大変だが、このスペースで7人が顔を出すとなると姿勢制御もかなり難しいはず。上手いこと撮影ができたら、SNSで称賛されるのではないだろうか。
 
 

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レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

今回は紹介できませんでしたが、甲賀には忍者関連の施設がたくさんあり、王道の「忍者テーマ」の探索も楽しそうです。
「甲賀流忍術屋敷」や「甲賀の里忍術村」といったズバリのスポットはもちろん、忍者と深いかかわりがあったという薬をテーマにした「甲賀市くすり学習館」、修行の場であったと伝わる「岩尾山」など、忍者の痕跡が残るといわれる場所がおもしろそう。そういえば忍者ラッピングバスも走っていました。

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