世界文化遺産&日本遺産のダブルタイトルホルダー!比叡山延暦寺を歩く ②

想像以上! 内部に別世界が広がる延暦寺総本堂と急勾配の階段
<滋賀県大津市>

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坂本ケーブルの延暦寺駅をでると琵琶湖が見下ろせ、あらためてその大きさに驚きます。なんせ北側は陸地でなく水平線見えてますから。この景色だけでも登ってくるかいがありますよ。
 
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しかし、駅の周りをみてもお寺らしき建物は見当たりません。案内の看板をみると、延暦寺という建物があるわけじゃなさそう…広い山内は「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の3つのエリアに区分されていて、数多くの御堂が点在しているようです。歩きで全部見て回るのは、観光より修行に近いかも?
 
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ケーブル延暦寺駅から比叡山延暦寺東塔(とうどう)エリアの入り口までは歩いて10分ほど。関東ではお寺はふらっと入っていけるイメージですが、延暦寺はしっかり管理されていますね。こちらで巡拝料700円を納めて、仏教修練の山岳道場・比叡山延暦寺の域内へ。
 
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入るとすぐに広場になっています。手前は軽食とお土産をあわせた売店で、曲がったところにトイレや喫煙スペースがありました。また、売店の奥に見える万排堂では御朱印の受付をしており、その先の一隅会館の一部は参拝者のための無料休憩所になっています。延暦寺は広い範囲に見どころが点在しているので、ここでちょっと落ち着いて拝観コースと時間を確認しておくと良いかもしれません。
 
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売店の向かい側に延暦寺総本堂の根本中堂(こんぽんちゅうどう)があります。しかし、なんと2016年から10年かけて行なう大改修が始まっていて、外観はかろうじて屋根の一部が見えるていど。1642(寛永19)年の建造で国宝に指定されている建物が、しばらく見られないのは非常に残念。
 
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しかし、内部の見学はできるので一安心。薄暗いなかでみる御本尊の薬師如来や法灯は神秘的であり、一段下からは低く読経が聞こえてきて、一般とは異なる空間を垣間見ることができました。撮影禁止のため写真をお見せできないのですが、「別世界」といって差し支えない独特の空間です。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
 
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enryakuji2_06_a2根本中道をひとまわりして外へでると、正面にかなり急な石段が…。これがなかなかお目にかかれない傾斜で、怖くて登れないという人がいても驚きません。やはり修行の場としての名残りなのでしょうか?
 
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enryakuji2_08その石段を登ると文殊楼(もんじゅろう)。「三人よれば文殊の知恵」で有名な文殊菩薩がまつられていて、楼の横側には合格祈願の絵馬が多数かけられています。もともとは根本中道へ至る前の門の役割を担っていて、先ほどの階段を降りてご参拝に向かったそうです。
 
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文殊菩薩は上層に祀られていて、楼内に入って見ることもできます。しかし、楼の2階へ至る階段の傾斜がこれまた急で…どちらかというとハシゴのカテゴリーに近いような…。 多くの人に踏まれた踏板もつるつるで、僕が登ったことがある階段の中でベスト3に入る怖さでした。もちろん、下りも急なので要注意!  知恵より体力とか胆力とかが向上しそうです…。
 
 
つづく

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

根本中堂の核心部分へ行くと低く唸るような声が聞こえてきたので、ついそちらの方へ近寄ってみると…暗く冷たく見える本堂の半地下のような場所で、お坊さんが読経されているようでした。
夢枕獏さんの伝奇小説を思い出しましたね。

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