お寺でデートの時代到来! 築地本願寺の開きっぷりがスゴイ
<東京都中央区>

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ひらかれたお寺を目指す築地本願寺は、設備面でも新たな提案を見せている。
 
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なにかのモニュメントか、通風孔のように見える施設は、2017年11月に開設されたお墓「築地本願寺合同墓」。つい斬新なデザインに目がいってしまうが、ここでは墓地を新たに買えない場合や、持っていても相続する身内がいないという人々のニーズに対応した新しいスタイルの提案がなされているのだ。
 
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例えば生前の申し込みを積極的に受け付けているのもそのひとつ。代々のお墓の相続が困難であったり、そもそもそのような考えが薄まっている都市部では、死後の心配を失くすひとつの答えになるだろう。礼拝堂への刻銘は俗名で統一されるという点も従来とは異なるアプローチ(戒名・法名を追加することも可能)。また、いままで分かりづらかった墓地使用・供養料や諸々の手続きなどがホームページで明記され、墓地や供養に対しての疑問を払拭されている。
 
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同じく2017年11月に開設された施設が情報発信基地「インフォメーションセンター」。寺院内の施設には見えないスタイリッシュなデザインの建物は、まさに「開かれたお寺」の象徴。館内には東京メトロ築地駅1番出口と直結されており、築地本願寺の新たな窓口として訪れた人々に様々な情報を提供してくれる。
 
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エントランスを抜けると、まずは築地本願寺の総合案内窓口が現われる。まるでホテルのようなインフォメーションカウンターには、外国語対応ができるスタッフが常駐しており、各種冊子も数か国語で対応。国内はもちろん海外からの訪問者も意識して準備されている。
 
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tukigi2_09bカウンターの横では築地周辺の写真展示が行なわれ、その先にはお寺の施設とは思えないほど明るくお洒落な飲食スペース「築地本願寺カフェ Tsumugi」がオープン。「Tsumugi」では仏教にちなんだ食事のほか、築地場外市場のお店のおつまみやアルコール類も置かれており、様々なシーンで利用することが可能。取材時は僧侶とともに利用されている方も多く、従来とは異なるコミュニケーションスペースにもなっているようであった。
 
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このほかにも、館内には築地本願寺のオリジナルグッズが売られているオフィシャルショップや、仏教関連図書を取り揃えた築地本願寺ブックセンターなど、観光がてらでも気軽に足を運べる施設が充実。築地にきたついでに「ちょっと本願寺でお茶だけ」なんて使い方もできそうだ。
 
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ちなみに「Tsumugi」の営業時間は朝8時から夜9時まで。ライトアップされ昼間とは異なる雰囲気に包まれる本願寺を眺めながら、お洒落な店内でアルコールを楽しむ。開かれた築地本願寺は、そんな形で訪れる人も歓迎してくれるだろう。
 
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少し前まで、夜のお寺といえば暗くて怖いものと相場が決まっていたが、本願寺は明るく美しい。歴史あるお寺が大きな変化をするには、賛否両論があり様々な問題も発生するはず。しかし、ただ伝統に寄りかかるのではなく「時代にあわせて変革する姿勢」は、様々な分野で求められているのかもしれない。

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レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

今回紹介した合同墓は内部の見学もできます。
天井から日の光が入り明るい円形の部屋に、金色に輝く仏像があるのですが、
仏教だけでなく様々な宗教施設のエッセンスが含まれているように感じました。
静かで美しく神聖な雰囲気です。

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