日本海五大船主に挙げられる有力商人の町「南越前町」その②
<福井県南条郡>

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右近家背後にある西洋館からの眺望。やはり、右近家を中心に町が形成されているように見える。ほとんどの家屋が瓦屋根で統一されていることは、現代では珍しく困難に思えるが、ぜひ残していきたい日本の美である。
 
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南越前町河野の海岸線には、荒波に削られてできた変わった形の岩が数多く見られる。この「坊主岩」と呼ばれている奇岩もそのひとつ。本当に坊さんが座り込んでいるように思える。北前船に乗り込み海へ出た先人たちは、きっと「坊主岩」に安全を祈願したのだろう。
 
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高台にある西洋館から石段を下りている最中に発見。おそらく「しまへび」。近づいても逃げなかったので撮ってみることに。一瞬、触れてみようかと思ったが「しまへび」でなかったら、大事にいたる可能性があるので大人の判断により目で楽しむことに。
 
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遠目から見る「右近家 西洋館」。国登録有形文化財である。高台に建っていることはわかっていたが、想像以上の高さであった。この別荘を建築した目的は「お助け普請」だといわれている。「お助け普請」とは領主などが土木工事を行い、領民に仕事を与えるといった、現代で言う「地域活性化事業」だ。右近家の地元愛が詰まった西洋館である。
 

北前船主通り一番北に位置する刀禰家の外蔵である。寄港する北前船の荷受けなどを迅速に行えるよう、当時の浜辺近くに建てられたと考えられる。海風から本宅を守るようにいずれも2階建てとなっており、棟の間に長屋門が建っている。
 
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右近家資料館前にある派出所。市民の安全を守るだけではなく、河野地区の景観も守っていた。
 
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北前船のモニュメント。いくら儲かるとはいえ、こんな小さな船に乗り込み、荒波に揉まれながらの航海など私には到底考えられない。右近家は船頭などを極力、身内に任せていたという。大きな危険を伴う廻船業は、家族の絆が必要だったのかもしれない。

地図

レポーター

森 順一郎

資料館も充実していますが、高台にある西洋館もオススメです。眺望も素晴らしいですが、なんといって海に浮かぶ「坊主岩」は必見。ここまで坊主な岩は初めて見ました。笑ってしまうほど坊主です。

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