耶馬渓(やばけい)のもうひとつの入り口に聳えるメサやビュートの山々
<大分県玖珠町>

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広大な景勝地である耶馬渓への南側からの入口となるのが玖珠町である。単に入口となっているだけではなく、耶馬渓の代表的な景観66カ所のうち17景は玖珠町に位置しているのだ。なかでも、長さ1kmにわたって屹立する岩峰が連なる「立羽田(たちはた)の景」は、裏耶馬渓一の景観との呼びこえも高い。奇岩を取り巻く植物が色づく紅葉時は、絵画のようと称される美しさで、訪れる人々を魅了しつづけている。
 

玖珠町の見どころは耶馬渓以外も豊富。なんといっても特徴的なのがメサやビュートと呼ばれる地形の玖珠盆地の山々。頂上がテーブルのように平らな山が生みだす景観はかなり珍しく、山並みだけをみていると異国のように感じてしまうほど。耶馬渓の岩峰とテーブルマウンテン、極端にめずらしい地形が同じ町内でみられるのは奇跡的なことではないだろうか。
 

玖珠町を代表するメサ台地である万年山(はねやま)は3キロに及ぶ溶岩台地で、高度1140mの山頂付近は広い草原で開放感も抜群。眺望もよく、条件が良ければ長崎県の普賢岳まで望めるそう。駐車場から山頂までのコースタイムは最短40分、周回コースでも約3時間半と、手軽に楽しめるハイキングコースとしても人気が高い。ミヤマキリシマが咲き乱れる初夏は、ピンク色のテーブルクロスが敷かれたようになる。
 
kusu02_角埋山城跡
耶馬六十六景のひとつに数えられる角埋山(つのむれやま)は、急峻な斜面を豊かな自然林が覆っている山である。山頂部には、源為朝によって築城されたと伝わる角牟礼城(つのむれじょう)の跡が残されており、穴太(あのう)積み石垣なども目にすることができる。戦国時代には難攻不落の城として知られた角牟礼城だが、現在は1時間足らずで周回できるコースも整備され、貴重な城跡と豊かな自然を同時に堪能できる。
 
 
画像提供:公益社団法人ツーリズムおおいた

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レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

玖珠盆地の山々を調べていたら、すごく興味が湧いてきました。結構登られているようで、安心して楽しめそうなのもポイントです。

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