「温泉と言えば日本酒」のイメージを覆す! ワイナリーのある温泉街
<山形県南陽市>

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山形県南部の置賜(おきたま)盆地に位置する南陽市は、肥沃な土地と自然に恵まれブドウ・サクランボ・リンゴなどの果実栽培が盛んな地域だ。なかでもブドウは伊達藩時代に甲州よりもたらされたという記録が残され、山形県ブドウ発祥の地として300年に及ぶ歴史を刻んている。
 
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そんなブドウをもぎたてで食べられるのが、南陽のぶどう狩り。主力のデラウェアをはじめ、種なしでたべやすいヒムロットやワイン用品種のマスカットベリーAなど、ブドウ狩り体験ができる品種も豊富なので8月上旬から10月中旬まで楽しめる。湿潤な空気と昼夜の温度差が生みだすブドウは甘みが強く、人気の理由のひとつになっている。
 
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ぶどう生産量で全国3位を誇る山形県は、全国有数のワイン生産地でもある。なかでも、明治時代からワイン醸造が始められていた南陽市は、戦前には60軒以上のワイナリーがあったほどのワイン産地。現在のこるワイナリーは4件だが、いずれも戦前から続く歴史あるワイナリーで、長い年月を経て味わい深く育てられたワインがつくられている。なかにはぶどう狩りや・ワインづくり体験ができるワイナリーもあるので、ワインとともに楽しんではいかが。
 
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nanyou04cそんな、南陽市のワイナリーが集中しているのが「赤湯温泉」。1093年(寛治7年)に奥洲統一を担った源義綱が発見し戦いの傷を湯に浸したところ、たちどころに傷が治り血で真っ赤に染まったことから「赤湯」と呼ばれるようになったそうだ。900年以上の歴史を経た現在も、きり傷、やけど、皮膚病などに効くとされ、伝承と合致している。また、先に述べたワイナリーは徒歩圏内にもあり、温泉&ワインというほかでは見られない独特の温泉旅情を味わうことができる。
 
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赤湯温泉から北東に位置する十分一山(じゅうぶいちやま)は、大正12年に当時の町長がぶどう園の開墾を推奨し、ぶどう栽培が飛躍的に伸びる一因となった山である。現在は山頂まで車で行けるため、歩かないで登頂できる「やまがた百名山」のひとつとしても知られ、標高約500mの山頂からは、数々の伝承が残る白竜湖や南陽市の眺望が楽しめる。早朝ならば、条件次第で雲海がみえることもあるそうだ。また、山頂付近にある南陽スカイパークは、ハンググライダー・パラグライダーのメッカで、初めてでもインストラクターと二人乗りで安全なフライトが体験できる。温泉&ワインに加え、アクティブ要素も欲しいという方はぜひ挑戦してみて!

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レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

ずっと日本酒派でしたが、最近は日本ワインも気になっています。果物アレルギーなのに、ワインになると平気なのはなんでだろう…。

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