五所川原の夜を熱くする“ヤッテマレ!”<青森県五所川原市など>

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五所川原市の中心に位置する「立佞武多(たちねぷた)の館」。祭り本番で使用される立佞武多の展示はもちろん、立佞武多の制作現場、津軽独自の玩具「金魚ねぷた」の制作体験が楽しめる。展示室内では祭りの様子や地域の魅力を伝える映像が上映されており、臨場感にあふれ、五所川原市民の熱い想いが伝わってくる。
 

館内に入ると早速、立佞武多がお出迎え。見上げると首が痛くなるほどの大きさだ。入場券を購入し、まずは4階へ向かう。立佞武多を真横に見ながらスロープを降りていく仕組みとなっている。
 
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立佞武多祭りは毎年8月4日~8日の5日間、開催される。高さ約23メートル、重さ約19トンの立佞武多が約30人の若者たちに曳かれ、“ヤッテマレ!”の掛け声とともに五所川原の町を練り歩く。間近で見る立佞武多は、思わず大声を上げたくなるほどの大迫力であった。大きさだけではなく、細部まで作り込まれていることや、大胆かつ繊細な色彩にも驚かされた。
 
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記録によると立佞武多は明治40年頃、当時の豪商や大地主の冨の象徴として高さを誇るようになったと言われている。大正時代、電線が通るようになり、立佞武多は小型化の一途をたどるが、平成5年に発見された当時の設計図をもとに、平成8年より復元が開始。同年7月に「立佞武多」と命名され、見事に復活を遂げた。その堂々たる姿は大勢の人に感動を与えた。
 
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平成10年、市街を立佞武多が練り歩けるよう、インフラ整備が急ピッチで行われたそうだ。立佞武多の館付近を見渡すと、電線が埋設されていることに気付いた。
 
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立佞武多の館をあとにし、鰺ヶ沢の港町を抜け千畳敷海岸へ向かう。千畳敷海岸は約200年前、地震で隆起したと伝えられる海岸だ。ここは「日本の水浴場55選」、「日本の夕陽百選」に選ばれている。実は、日本海を見るのが初めてであったが、想像よりも穏やかで優しさを感じる海であった。
 
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最初はカモメかと思ったが、鳴き声をきいているとウミネコだと気付いた。人馴れしているらしく、恐れることなく我々の周りを飛んで廻っていた。近づいて写真を撮ってもこの通り。とはいえ、1メートルほど距離はあったが。
 
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夜は弘前市鍛治町にある「弥三郎」さんにて、郷土料理を楽しんだ。笹竹のホイル焼き、お刺身、いかメンチなどを頂いたが、どれも新鮮さや素材本来の味が活かされている料理であった。なかでも「ほや水物」は、かならず頼みたい一品。ほや本来の甘さや旨味が堪能できる。
 
 
 

地図

レポーター

森 順一郎

北東北は初めて訪れたが、自然の奥深さや雄大さに驚いた。地域の人たちも親切であくせくしておらず、東京では味わえない、ゆったりとした時間の流れを感じた。これこそが旅で感じる非日常の魅力であると思う。

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