約3億年の年月が生み出す「九州最大の鍾乳洞」を探検
<熊本県球磨村>

熊本県の南部に位置する球磨村は、村の面積の約9割という山林を貫くように、日本3大急流のひとつである球磨川が流れる自然にあふれる地域。川に沿うようにつくられた町には、やはり自然の恩恵を受けた見どころが残されている。
 
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その代表的なものが鍾乳洞だ。1973年(昭和48年)に発見されたという「球泉洞」は、海底にあった石灰岩層が隆起してできたと考えられている九州最大の鍾乳洞。約3億年もの年月をかけて作り出された自然の芸術作品は、訪れる人々を魅了し続けている。
 
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4.8kmあるといわれる洞内では、美しい石柱や石笥など長い年月が生み出した見事な鍾乳石の数々が見られる。軽装でも行ける一般コースでも、周回するのに30分あまりかかるほど見どころたっぷり。多数すみついているコウモリ達も出迎えてくれ、非日常感にひたることが可能だ。
 
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長靴・ヘルメット・ヘッドライトを装着する探検コースは、一般コースの途中から更なる奥へ。急な梯子を40mほど降りて地底の滝を間近でみたり、氷のつららのような鍾乳石に出会えたりと、1時間かけて自然の神秘を目の当たりにできる。一般コースに800円プラスするだけで、長靴・ヘルメット・ヘッドライトのレンタルも込み。せっかく訪れるならぜひ探検コースにチャレンジして欲しい。
 
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アユ釣りスポットとしても有名な球磨川では、ラフティングや川下りなどのアドベンチャースポーツが楽しめる。ここでのオススメは江戸時代に人や物資を運搬していた木舟で下る「くま川下り」。所要時間30分のショートコースから、2時間以上かけてたっぷり楽しむロングコース(貸切のみ)など、5つのコースが設定され、人数や好みによって選ぶことが可能だ。時期や川の水量など、自然環境により運休する場合もあるので、事前にHPを見て検討しよう。
 
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明治41年開業の「一勝地駅」も通向けの見どころ。大正3年に建てられた駅舎は、駅の入口・待ち合い所・ホームへの出口にかけて当時の木造建築が残され、懐かしさ溢れるルックス。今年から観光特急「かわせみ やませみ」や観光列車「いさぶろう・しんぺい」が停車するようになったが、自動券売機などは設置されていないというのもなんとなく面白い。縁起の良い駅名から、「入場券」は受験生のお守りとして根強い人気がある。
 
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たっぷり遊んだら、森林浴と温泉を一度に楽しめる公共温泉「一勝地温泉 かわせみ」へ立ち寄ってはいかがだろう。ほのかな硫黄の匂いがするアルカリ性の天然温泉は、柔らかなツルツルした感触。心地よい露天風呂や昔の人が使用していた石風呂など湯船の種類も豊富だ。レストランや物産店も併設されているので、食事や土産物の購入もできる。
 
 
画像提供:熊本県

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恩田 正恒(町旅編集部)

最近、九州の山間部に惹かれています。長期取材で九州縦断!?

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