観る!乗る!泊まる!鉄道ファンが集う小坂鉄道レールパークと十和田湖<秋田県鹿角郡>

明治41年、小坂鉱山の発展とともに貨物輸送用として小坂~大館間に開通した「小坂鉄道」。小坂鉄道レールパークは、当時の施設や整備を残す鉄道遺産である。
 

国登録文化財である旧小坂駅。レールパークの入口である。小坂鉄道開業と同時に建設され、平成21年の廃線とともにその役目を終えた。広大な景色の中に佇む趣のある駅舎は、どこか安堵の表情を浮かべているように思えた。
 

どこか懐かしさが感じられる待合室や券売窓口。引き戸をはじめとした館内の設備は、当時のものを修復し、古き良き時代を今に伝えている。
 

50年近い歴史を持つ「DD-132 ディーゼル機関車」。運転台が前後にある車両は、DD13系ではめずらしい特別仕様だ。レールパークでは、このディーゼル機関車を運転することができる(要予約)。急な故障により、運転体験を実施できない場合や、片エンジンによる実施となる場合があるようだが、一度は体験してみたい。
 
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レールパークの目玉である寝台特急「あけぼの」24系客車。「ブルートレインあけぼの」として宿泊施設となっている。A寝台個室(全11室)とB寝台個室(全28室)があり、訪れた日も数名の鉄道ファンが宿泊していた。B寝台解放は休憩室となっており、常時見学することができる。
 
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ブルートレイン車内。匂い、設備、雰囲気ともに昭和を感じさせ、ひと息つきたくなる空間だ。使い込まれた様子が印象的であったセンヌキ。当時、たまたま乗り合わせた人たちはビール片手に談笑したのだろう。そんなことを想像しながら見学するのも面白い。
 
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プラットホームから見たのどかな風景。迷いなくまっすぐ伸びた線路が見ていて気持ちよかった。そして、都会では決して感じることができない時の流れを感じた。鉄道ファンのみならず、多くの人達にこの地を訪れ「小坂町ならでは」を味わってほしいと思う。
 
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レールパークを後にして目指したのは十和田湖。十和田湖は青森県十和田市、秋田県鹿角郡小坂町にまたがり、約20万年前に火山の陥落によってできた二重カルデラ湖である。湖畔に向かう途中に寄った展望台からの十和田湖。とにかくデカイ。
 

湖畔に到着。日暮れに差し掛かっていたためか、水面に反射した西日が柔らかな雰囲気を醸し出していた。
 
食事(1024x768)
1日の予定を終え、夕食の時間。こちらはヒメマスの塩焼きと馬刺。ヒメマスは十和田湖の名産で、明治時代「和井内貞行」とその妻「カツ」の多大なる努力により養殖が成功。現在では「十和田ヒメマス」として多くの人たちに食されている。ヒメマスは上品かつジューシー、馬刺は美しいサシが期待を裏切らない絶品であった。
 

地図

レポーター

森 順一郎

文化遺産の保存から活用への動きが盛んな昨今。小坂鉄道レールパークは、その完成形を目指し、日々変わらぬ努力を続けている。そう簡単にできるわけではない。町の人々がいかにプライドを持っているかが肝要である。小坂は続くよどこまでも♪

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