深いブルーの湖畔に佇む“伝説”の女性とは?
〈秋田県仙北市〉

日本百景にも選ばれている景勝地「田沢湖」は最大深度423.4mを誇る“日本一深い”カルデラ湖。深さがあるため真冬でも湖面が凍らないことで知られ、透明度が高く深い湖水に差し込む太陽は、光の角度や水深に応じて明るい翡翠色から濃い藍色にまでトーンを変えるといわれています。
田沢湖(たつこ像)_04r
この湖のシンボルにもなっている『辰子像』は、そのむかし、辰子という美しい村の娘が人から龍へと姿を変えた「辰子伝説」のヒロインがモデル。東北地方にまたがって伝わる「三湖伝説」とともにこの地方に残ります。この金色に輝く『辰子像』のほかにも「辰子観音」「姫観音像」「たつこ姫像」が湖周辺に散らばっており、伝説の力強さを物語ります。
田沢湖(冬)_06
ここ「田沢湖」周辺や、さらに山あいの奥深くにある温泉地は、古くから湯治場として知られてきました。現在も温泉浴を楽しみに訪れる観光客や、湯治を目的に通う人まで、連綿と過去からの同じ景色が続いています。
抱返り渓谷_06
玉川の神代ダムの下流から抱返り神社まで約10kmにわたって続く抱返り渓谷は、東北屈指の渓谷美を誇る名所です。両岸の原生林と岸壁にかかる滝やエメラルドグリーンの独特の渓流が美しい景観をかたち作り、とくに新緑や紅葉の季節に見られる自然美は息をのむ美しさです。
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ゆるくカーブする桧木内川沿い2kmの川岸に連なる見事な桜の並木道は、1934(昭和9)年に今上天皇御誕生のお祝いに町民が植えたのが始まりとのこと。国の名勝にも指定されているこの土手の桜は、いまでは大木となって広々と枝を張り、満開時には桜のトンネルにもなります。
玉川温泉_07r
「田沢湖」からバスで80分ほど揺られ、山の奥へと分け入ったところ、ちょうど八幡平に位置する「玉川温泉」は、不治の病が治ったという数えきれないほどの逸話が存在する日本有数の治癒温泉として知られています。地面のいたるところから蒸気が噴き上がる様子は、まるで地獄の底の谷のよう。独特な眺めには、心を奪われるものがあります。
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「玉川温泉」での1ヵ所からの温泉湧出量は、1分あたり9000リットルと日本一を誇ります。さらにはこれも日本一の「pH1.2の強酸性」という湯の酸性度。つかると肌がぴりぴりするといいますから、人によっては刺激的なのが癖になるかも?源泉100%の浴槽の他にも、源泉50%の浴槽、浸頭湯、寝湯、打たせ湯、蒸気湯とバラエティ豊富で、岩盤浴も依然として人気だそうです。
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「玉川温泉」と源泉をおなじくする「新玉川温泉」には、JR田沢湖駅からバスに乗ると「玉川温泉」よりすこし手前で着きます。こちらは近代的設備が揃った山荘ふうの宿舎で、奥にある老舗とどちらを選ぶかは、人それぞれ好みが分かれる所でしょう。

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レポーター

乃梨花(「町旅」女子部)

ひとり暮らしの猫飼い人ゆえ、
長らくショートトリップ派・・でしたが、
最近は、猫を預けて遠くまで足をのばすこともしてます⭐️
(➕日本酒党❤️)

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