日本中の温泉ファンを魅了する“憧れの秘湯”『乳頭温泉郷』
〈秋田県仙北市〉

季節を問わず一年を通して多くの湯治客が訪れる“秘湯”で有名な「乳頭温泉郷」は、十和田八幡平国立公園内の乳頭山麓に点在する7つの湯宿が集まったエリアの総称です。
乳頭温泉郷 鶴の湯温泉_11
乳頭温泉郷を代表する存在として知られる「鶴の湯温泉」は、温泉郷のなかでは最も歴史が古く、遡ることおよそ1688年頃から湯宿としての経営の記録を持つといいます。開湯当初は「田沢の湯」と呼ばれていました。
乳頭温泉郷 鶴の湯温泉_05
登録有形文化財に指定された茅葺屋根の宿泊棟である「本陣」。江戸時代に秋田藩の佐竹義隆がここへ湯治に訪れた際、警護の者が泊まった施設の名残りとして残されています。「鶴の湯温泉」は、この棟に代表されるような鄙びた宿の風情ある趣で全体が包まれています。
乳頭温泉郷 鶴の湯温泉_10
「鶴の湯温泉」の中でもとくに有名な乳白色の混浴露天風呂は、乳頭温泉郷全体の看板イメージに用いられることもあります。山の懐に抱かれた乳白の湯は、人を惹きつけてやまない魅力に満ちあふれています。
乳頭温泉郷 妙乃湯_01
「妙乃湯」は2つの源泉を持ちます。茶褐色のにごり湯で知られる『金の湯』は、デトックス効果が期待できる酸性の温泉。いっぽうの『銀の湯』は、無色透明でとろんとしたなめらかで優しい泉質といわれています。
乳頭温泉郷 妙乃湯_加工
森と渓流を望む開放的な「妙乃湯」の混浴露天風呂。日暮れ方には、露天風呂の建屋の灯りが山あいの緑と一緒に湯面に映えて、叙情的な色彩を帯びます。
乳頭温泉郷 黒湯温泉_全景
乳頭温泉郷の最奥部に位置する「黒湯温泉」は、ブナ林に囲まれて、ひっそりとした佇まい。時代をとび越えて、昔ながらの湯治場がひょっこりと姿をあらわしたかのような趣です。
乳頭温泉郷 蟹場温泉_01
かつて付近の沢にたくさんのサワガニが生息していたことが名前の由来とされる「蟹場温泉」は、乳頭温泉郷ではめずらしく無色透明な湯をたたえます。
乳頭温泉郷 蟹場温泉_04r
おなじ「蟹場温泉」の混浴露天風呂『唐子の湯』。冬には周囲を厚い雪が覆うため、鄙びた秘湯という雰囲気がいっそうのこと強まります。
乳頭温泉郷 大釜温泉_01
「大釜温泉」は、昭和の古い木造校舎を移築したノスタルジックな雰囲気の宿。殺菌効果があるといわれる緑白色の湯で満ちた露天風呂のほかに、屋内の大浴場で乳白の湯も楽しめます。
乳頭温泉郷 孫六温泉_03r
4つの源泉を持ち、『山の薬湯』と呼ばれる湯治場として、古くから知られている「孫六温泉」。先達川のせせらぎが耳に心地よく響いてくる川そばの湯小屋と岩づくリの露天風呂では、風情もたっぷり味わえます。
乳頭温泉郷 休暇村 乳頭温泉郷_05
乳頭温泉郷の中では、唯一近代的な施設となる「休暇村乳頭温泉郷」。十和田石を敷き詰めた内湯は天井が高く開放感いっぱいの広々とした造り。ブナ林に囲まれたモダンな露店風呂は、戸外のさわやかな風が吹き抜けていくような爽快さに満ちています。
 
【乳頭温泉郷へのアクセス】
JR田沢湖駅下車。駅前バスターミナルより『羽後交通バス』「乳頭線乳頭温泉郷行き」バスで約55分。

INFORMATION

地図

レポーター

乃梨花(「町旅」女子部)

ひとり暮らしの猫飼い人ゆえ、
長らくショートトリップ派・・でしたが、
最近は、猫を預けて遠くまで足をのばすこともしてます⭐️
(親戚の多い東北へ、行くことが多いです。➕日本酒党❤️)

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