今シーズンもいよいよ開山! 日本最高峰の山はアクセスも豊富
<静岡県・山梨県>

fuji001日本国内にとどまらず、国外の様々な国でもその名を知られる富士山。標高3776mにある頂上は日本最高地点であり、独立して屹立するその優美な姿は日本人に深く愛され続けている。物理的にも心情的にも日本のシンボルと言ってよい山だろう。古くは霊峰として崇められ禁足地であったが、室町時代ごろから庶民にも登山が浸透しはじめ、江戸時代には富士山に登るための仕組み「富士講」が各地域で広まった。近年は観光地としての側面も大きく、環境面への配慮から「入山者規制論」がでるほどの人気である。
 
fuji002bそんな富士山の登山道が開かれるのは、夏の約2か月ほど。4つある登山コースによって多少のズレはあるが、基本的には7月上旬~9月上旬が登山期間となり、国内外・老若男女を問わず多くの人々が訪れる。五合目まではシャトルバスなどでアクセスできるが、そこからのコースタイムは最短でも往復8時間以上。標高3000メートルを超えたあたりからは、高山病のリスクも大きくなるので、事前に情報をチェックしてきちんと対策しておく必要がある。
 
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しかし、期間中は登山道がしっかり整備されているほか、多くの山小屋も営業しているので、装備と時間をしっかり用意しておけば頂上まで登れる確率は高まる。山頂付近から御来光を拝むのを目的とした夜間登山も活発で、特に混雑する週末は、登山者の持つライトが「光の帯」のように見えることもあるほど。
 
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決して楽ではない富士登山だが、山頂付近からの眺めや荘厳な御来光は厳しさを上回る感動を与えてくれる。点から水平へとのびる光が暁の空を切り裂き、そこからぐんぐんと昇り拡大していく太陽は神々しいの一言。8月でも平均気温が6℃しかない山頂で冷えた体が、日が昇るとともに温まっていくと、偉大な力が実感できる。もし御来光が拝めなくても、富士山に登ったという達成感や満足感は得られるはずだ。
 
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また、富士山は登るだけではなく、信仰や芸術面からアクセスする楽しみ方もオススメ。2013(平成25)年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録され、その構成資産だけでも静岡・山梨の2県12市町村にわたり点在している。これらを見て回れば、なぜ「富士山が日本のシンボルとして揺るぎない」かが理解できるだろう。「登る」「見る」「知る」日本一の山との接触は、様々なバリエーションに溢れている。
 
写真提供:静岡県観光協会

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レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

写真は八ヶ岳から見える富士山のシルエットです。僕はほとんど山座同定ができないのですが、富士山だけはハッキリわかるので見えると嬉しくなります。
ちなみに、富士山にはいままで4回登りに行って3回登頂できました。直近で行ったときは、須走口五合目からの夜間登山だったのですが、急に雷が続いたり、靴底が剥がれたり、道に迷ったりと試練続出。往復で20時間近くかかり泣きそうに…。でも、不思議と思い出深いです。

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