日本遺産の物語

「四国遍路 愛媛県①」 ~煩悩を断ち切る「菩提の道場」~ <愛媛県松山市>


四国の中で札所が最も多い伊予国、愛媛県。景色は太平洋から瀬戸内海へとうつり変わる。己の心を知り、煩悩に立ち向かう「菩提の道場」は、雄大な自然と美しい島々に囲まれた、表情豊かな土地だ。
 
■第45番札所 岩屋寺
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弘法大師が入山した815(弘仁6)年には、空を自由に飛び回る神通力を持った法華仙人が存在していたという。仙人は弘法大師に帰依し、全山を献上したのち往生を遂げたと言われている。
 
■岩屋寺 逼割禅定(せりわりぜんじょう)
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逼割禅定はかつて弘法大師が修行を行った場所だ。山門から険しい山道を300mほど上り、さらに鉄の鎖を伝いながら10mほど絶壁を上る。そして、21段のはしごを上ると頂上にたどり着く。そこからの眺望は圧巻であるが、難所なので体力のある方にオススメしたい。
 
■岩屋寺 庫裡(くり)
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庫裡とは僧侶たちが生活する場所をいうことが多く、台所を兼ねている場合がある。岩屋寺の庫裡は、岩に張り付くように建っているのが特徴である。
 
■第46番札所 浄瑠璃寺
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浄瑠璃寺は四国霊場にまつわる伝説上の人物「衛門三郎」の故郷といわれる松山市に建つお寺だ。江戸時代に火事でほとんどを焼失したが、本尊、脇侍は火を免れた。さまざまなご利益があるといわれる石碑が多く残っており、見どころが多い。
 
■浄瑠璃寺 説法石
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「お釈迦様が説法され修行されたインドの霊鷲山(りょうじゅせん)の石を埋め込んであります」と説明書きがある説法石。多くのお遍路さんが訪れ、説法石に腰をおろしている。
 
■浄瑠璃寺 仏足石

 

地図

レポーター

森 順一郎

実は、お遍路の廻り方にはルールがありません。行ってみたい札所と観光名所を合わせて楽しむこともオススメ。気の向くまま、足の向くまま、自分なりのお遍路を作り上げてはいかがでしょうか。

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