地元ボランティアの方と歩く

「ざくざく」を食べたことありますか? 伝統料理を気軽にお洒落に楽しめる「蔵カフェ 千の花」
<福島県二本松市>

nihonmatsu_4_11見どころたっぷりの二本松城を歩いていると、あっという間に昼飯時。地元の伝統料理を楽しめる飲食店を探していると、江戸期より200年以上続く味噌・醤油蔵が始めたカフェがあると教えてもらった。場所は二本松城から約1㎞ほどで、歩いて15分・車なら5分かからない距離。城散策のあとにピッタリだ。
 
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店の前に着くと、旧御徒士町と刻まれた石碑を発見。
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いわゆる庶民の町で200年以上も愛され続けてきた味噌・醤油とくれば、これ以上ない郷土の味である。せっかく観光に訪れたなら、ぜひこのような店で食を楽しみたい。
 
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風情ある紅殻格子(べんがらごうし)の店が、1777(安永6)年ごろに創業したという国田屋醸造。そして、敷地内に見える黄色い蔵が蔵カフェ 千の花
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「昔ながらの味」にこだわる国田屋醸造は、国産大豆を使用した味噌・醤油を丁寧に手作り。また、米・豆を持ち込めばオリジナルの味噌に加工してくれるそうだ。売り場はそれほど広くないので、品物を選びながら色々とお話を聞けるのも楽しい。日本人なら誰もが口にする醤油の知識を深めるのもいいだろう。
 
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敷地内に入ると築100年の味噌蔵を改装したという「蔵カフェ 千の花」。店長の大松佳子さんにお話を伺うと、東日本大震災で壊れてしまった蔵を改装し、味噌・醤油をPRする場としてカフェを始めたそうだ。懐かしさを残しながらもお洒落なルックスに生まれ変わった味噌蔵は、老若男女を問わず気軽に入りやすい。
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店長さんが「家内制手工業でやっている感じ」というアットホームな雰囲気が、ついつい長居したくなる居心地の良さを醸造。スタッフのみなさんも親切で、料理の説明だけでなく地域の魅力や見どころを聞いてもこころよい対応がかえってくる。
 
nihonmatsu_4_05bc中へ入ると蔵の中とは思えないオシャレな雰囲気。明るいキッチンでスタッフさんが作業しているところが見られ、手作りされている料理への期待も膨らむ。
 
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2階にあがるとログハウス風のカフェスペースが展開。突き当りは吹き抜けになっており、体感的な広さと明るさを生み出している。「千の花」という店名のとおり、ところどころに花や花の絵が飾られ、華やかさと安らぎも感じさせてくれる。
 
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ランチメニューは「おにぎりセット」「おんせんたまごかけご飯セット」「タイカレーセット」の3種類でどれも1500円。いずれもたくさんの小鉢と汁物、さらにミニスウィーツとドリンクまでついていて、「いろいろ食べたい派」も「腹いっぱい食べたい派」も満足できる御馳走だ。
 
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小鉢の内容は季節によって変わることもあるそうだが、福島の郷土料理「いか人参」や、常連客から無くさないで欲しいと頼まれるという「鶏手羽元の煮物」は、基本的に入れるようにしているとのこと。汁物は二本松の伝統料理「ざくざく」で決まり。ざくざくとはたくさんの具材(主に野菜)をザクザク1cm程度のさいの目切りにして作られる汁物で、家庭や地域によって様々なバリエーションがあるそう。千の花のざくざくは自慢の醤油で野菜のうまみを引き出した優しい味であった。
 
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千の花の料理には必ず味噌や醤油が使われている(タイカレーにも味噌が使われている!)そう。気に入った料理があったなら、レシピを聞いてみると良い。きっと親切に教えてくれるはず。もし忠実に再現したくなったら、必要な味噌・醤油、自家製つゆなどはカフェの1階でも買うことができる。
 
つづく
 
取材協力:二本松市役所観光課

INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒(町旅編集部)

写真は店長さんとスタッフのみなさん。家内制手工業でお店を切り盛りされているそうです。

取材時は年配のご夫婦や女性グループなど、平日にもかかわらずお客さんがひっきりなし。撮影用に広いスペースをとらせて頂いたのですが、店長の大松さん・スタッフのみなさん・そしてお客様たちにもご協力いただき、気持ちよく取材させていただきました。こんなレポーター欄で恐縮ですが感謝の気持ちを述べさせていただきます。ありがとうございました。食べ物(僕はタイカレーセット)もすべて美味しく、プライベートでもまた伺いたいお店です。


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