絹の歴史文化を学ぶならココで決まり!シルク博物館②
<神奈川県横浜市>


村山大島(左)と綴織(右)の織機。村山大島は東京都武蔵村山の特産だ。高機(たかはた)で多様な模様が特徴で、伝統的工芸品に指定されている。織物の中で最も豪華とされている綴織は、高級な袱紗(ふくさ)、壁掛、緞帳(どんちょう)などに使われている。
 

構造が簡単で、設備費の負担が少ない八丁式撚糸機は桐生の岩瀬吉兵衛氏によって発明されたと伝わる。撚りあがりに独特の持ち味があり、縮緬(ちりめん)、御召(おめし)などの製造に使用された。
 

1F奥の床には輸出の際、生糸に付けられた商標がレイアウトされている。
 



思わずテンションが上がってしまうほど格好良くデザインされた商標たち。力士、武将、天狗などジャパンメイドに対するプライドを全面に押し出したデザインだ。絹糸のように強さと繊細さを兼ね備えているように感じた。
 


1F展示場を堪能した後は2F「シルクのあゆみ」展示場へ。ここでは様々な衣装がライトアップされており、とても幻想的な雰囲気につつまれている。シルクの魅力を歴史とともに学ぶことができる。
 

蚕の飼育を題材にした錦絵「養蚕錦絵」である。1903年(享和3年)上垣守国(うえがきもりくに)著「養蚕秘録」の出版以降、養蚕、製糸などの作業を写実的に表現した風俗画が徐々に増えていった。その後、全盛期を迎えるが幕末から明治に入り西洋絵具を多用するようになると質も落ち、急速に進歩する洋風印刷に行く手をはばまれ終止した。
 
■画像所蔵元:シルク博物館
 
シルク博物館では、定期的に企画展等を開催しており、展示内容が掲載と一部異なる場合がございます。詳細はホームページにて確認願います。

INFORMATION

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レポーター

森 順一郎

絹産業といえば、着物などのテキスタイルが主流と思われがちですが、現在、医療分野において関節軟骨や角膜実質組織の再生に役立てようと熱心に研究が進められています。今後、絹産業は思いもしないところで進化・発展を遂げるかもしれません。この記事をきっかけに絹産業に興味を持ってくれる人が、一人でも多く増えればなと思います。

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