日本遺産の物語

「四国遍路 香川県③」 ~結願成就し悟りに至る「涅槃の道場」~
<香川県坂出市>

■第79番札所 天皇寺

八十場(やそば)の泉付近に生えていた木に霊気を感じた弘法大師は、十一面観世音菩薩像を刻んだ。それを本尊とし堂宇を建立した。保元の乱で敗れた崇徳上皇は、讃岐に流罪になった。都への帰還は許されず無念にも讃岐で崩御された。棺は一時、この寺に安置された。
 
■天皇寺 三輪鳥居
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中央の鳥居に、小さな鳥居が左右についている「三輪鳥居」は、非常に珍しく全国でも奈良大神神社など数ヶ所にしか存在しない。鳥居の笠木には瓦が配置されており、中央には崇徳天皇とある。
 
■清水屋
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出演:うどん県副知事/女優 木内晶子
木内晶子オフィシャルブログ http://akikokinouchi.com/
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八十場駅近くにある、創業230年余りを誇る老舗ところてん屋「清水屋」。今でも創業当時と変わらぬ製法で作り続けており、国産天草から造るところてんに拘っている。つるつるとした喉ごし、上品な磯の香り、粘りと腰のあるところてんを、ぜひ味わってほしい。
 
■第80番札所 国分寺

741年(天平3年)に聖武天皇は国家平穏、五穀豊穣を祈願し全国に国分寺を建立した。この寺もその中のひとつである。 戦国時代の兵火にかかる前は、様々なお堂や塔が存在する大寺院だった。現存している本堂は、国の重要文化財に指定されている。
 
■国分寺 金堂跡礎石

敷地内には、旧金堂の礎石が当時のまま残されている。復元すると、奈良の唐招提寺金堂と同じ大きさになるという。また、七重塔の礎石も残っている。こちらは京都東寺の五重塔を上回るとのこと。どちらも国指定の史跡である。
 
■第83番札所 一宮寺

静かな住宅街の中に佇む一宮寺は歴史が深い。飛鳥時代、義淵僧正が大宝院として建てたと伝わっており、その後、行基が一宮寺と改めたとされる。戦国時代には、長宗我部元親の兵火にあったが、僧侶たちの尽力により再興した。
 
■一宮寺 薬師如来祠
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この祠にはユニークな言い伝えがある。意地の悪い人間が頭を入れると抜けなくなるという噂を聞きつけた、おタネ婆さん。この婆さんは近所でも評判の意地悪であった。恐る恐る頭を入れてみると抜けなくなり、泣きながら反省したところ扉が開いたそうだ。これをきっかけに改心し、意地悪をやめたと伝えられている。
 

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レポーター

森順一郎

こころをつなげて四国はひとつ。四国遍路を世界遺産に!四国4県と関係58市町村は、2006年度から「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界遺産登録に向けた取組みを実施しています。平成28年8月8日「四国八十八箇所霊場と遍路道」について、新たな提案書を文化庁へ提出しました。また、四国の産官学民で構成する「『四国八十八箇所霊場と遍路道』世界遺産登録推進協議会」も、15万人を超える署名と共に暫定一覧表への追加記載を要望しました。四国を世界にアピールするためにも、「四国遍路」の世界遺産登録への取組みに理解、ご協力をお願いします!

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