地元ボランティアの方と歩く

歴史的景観地区を華やかに彩る「真壁のひなまつり」②
<茨城県桜川市>

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前回紹介した村井醸造の目の前にある真栄石材産業では、珍しい御殿雛やお母様お手製の吊るし雛など、数種類のひな飾りを展示。
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それぞれのひな飾りにはおそらく若旦那であろう「私(39歳)」の解説がつけられており、家族とともに受け継がれてきたひな飾りの歴史と物語を感じられる。タイミングがあえば、若旦那による生解説も聞け、地域におけるひな飾りの薀蓄も得られる。
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1分ほど西へ歩くと幕末からこの地にあるという老舗の伊勢屋につく。現在の主屋は明治中期に建てられたというこちらは主屋と土蔵が登録文化財である。
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開け放たれた入り口から中に入ると、各年代のひな飾り以外に明治時期の人形や猫をモチーフにした猫雛など、数多くの人形がお目見え。ひな飾りのバリエーションも豊富でいろいろ見られて楽しい。
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以前は料亭であったそうだが現在は旅館を営んでいて宿泊も可能。間口に比べ奥行がかなり長くなっており、奥には江戸時代の土蔵まである。160体以上といわれるひな飾りをすべて見たいなら、登録文化財に泊まってどっぷりと真壁に浸ってみてはいかがだろう。
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伊勢屋と並ぶように立つ高久家住宅は、明治時代に建てられ平成9年までは住居として使用されていたという登録文化財。現在はカフェや地元産品販売、工芸品展示など観光客向けの施設として活用されており、ひなまつり期間中も観光拠点として活用できる。
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広い間口の入り口から中に入ると、右側に昔の面影が良く残された8畳間があり、そこには真壁を題材にした切り絵の作品がならび、ひなまつり以外の真壁の風物詩も見られる。
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切り絵の奥には、古き良き日本の美を感じさせる表現がされている。生け花とひな飾りでデザインされた空間は、正しいひなまつりというモノがあるとしたら、このような空間でひな飾りを眺めることなのではないかと感じた。古民家と伝統美は当たり前だがよく似合う。
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和室をながめる形でお洒落なカフェも併設。シンプルに整えられた店内では、メニューにもガレットやロコモコ、クラムチャウダーなどお洒落なアイテムが並ぶ。
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ディスプレイも綺麗でおいしそう。ただ、シチュエーションを考えるともう少し和菓子的な選択肢があると嬉しいところ。日替わりメニューに「白玉ぜんざい」をみつけたときには、なんだかホッとした。目の前で展示されている「和の美しい空間」に入り込めるメニューも期待したい。
 
 
つづく

INFORMATION

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レポーター

恩田 正恒

町旅編集部

今回はひなまつりの取材にうかがった真壁町は魅力的な歴史的建造物も多数あり、一日では取材しきれませんでした。特に古くからの酒屋めぐりは個人的にも楽しみなのですが、今回は一軒のみ…口にできたのも、1カップの試飲のみになってしまったのが残念。。。

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