23区の北端にある「酉の市」発祥の神社
<東京都足立区>

adachi_tori01東京23区のなかで最も北に位置する足立区。そのなかでも更に最北端に近い場所にある花畑大鷲神社(はなはたおおとりじんじゃ)は「酉の市(とりのいち)」発祥の地といわれ、いまでも11月の酉の日には大勢の人で賑わう。
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近年の酉の市の特徴は、商売繁盛の縁起物である派手な飾り付き熊手が売っていること。普段は静かな参道もこの日は熊手講や飲食物などの出店が隙間なく立ち並び、参拝に向かう人や買い物を楽しむ人でまっすぐ歩くのもままならない。
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人込みをかぎわけながら石の鳥居をいくつかくぐるとようやく本殿がみえてくる。しかし、買い物が先か参拝が先かは人それぞれ(僕は参拝が先派)なので、流れがわかりづらい。いずれにせよなかなか思うようには進めないのだが、祭りで高揚した雰囲気のなかウロウロするのは楽しい。
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酉の市の日は参道横にある蔵が開かれ、12年に1度酉年にのみ渡御(とぎょ)が行なわれる神輿が公開される。人込みを避けるようにきた人たちも絢爛さに驚き足を止めていた。
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参道を突きあたりまで進むと少し高い位置に立派な拝殿がある。境内にある案内によると嘉永7(1854)年上棟で総欅方三間四方唐破風造り。神社自体の創建は平安時代といわれ、酉の日の例祭は応永年間(1394-1428)から行われていたとのこと。長いこと近所に住みながら、そんなに歴史を持つ神社だとは知らず…改めて見ると、なんだか格式が高く思えるから不思議だ。
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酉の市が単なる賑やかな市ではなく神聖な祭礼であることを示すよう、神楽殿(かぐらでん)では和楽器による演奏が行われていた。
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本殿周辺では、商売繁盛のご利益があるといわれる熊手を売っていて、売買が成立したときの「いょ~ぉっっ」という掛け声とともに手締めが行なわれる。このやり取りにもっとも「酉の市らしさ」を感じる人も多いのでは?
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日が落ちてからも続々と参拝客が集まり、参道は人で埋まったまま。しかし、もう一度あの中を逆に進むのは楽しみでもある。昭和時代の郷愁を誘う懐かしい夜店が待っているのだから。
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INFORMATION

地図

レポーター

恩田 正恒

町旅編集部

商売している家でもないのに熊手買ってしまいました。同封の紙には、神棚または清浄な場所に、南か東に向けて置くと説明が…「神棚」も「清浄な場所」もない家なので、どこに置くか模索してます。。。

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