【隅田川沿いの下町風景④】浅草めぐり<前編>
〈東京都台東区〉

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日本を訪れる外国人の旅行先として人気の高い浅草。そんな浅草を象徴するランドマークの1つがここ「神谷バー」です。電気ブランで有名なこのバーは、日本最初のバーとしても有名。台東区浅草1丁目1番1号という番地の数字でも縁起の良さを感じさせるこのビル(1921年竣工)は、国の登録有形文化財になっています。
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松本零士氏がデザインしたホタルナは宇宙船を思わせる未来型の形状。隅田川の川辺にでて、東京スカイツリーとホタルナが同時に視野に入れば「下町の浅草」とはべつの、未来の顔が覗けます。
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浅草のシンボル雷門。なによりも目立つこの大きな提灯は、見た目よりはるかに重い700kgというから驚き。提灯の反対側には「風雷神門」の正式名が刻まれています。
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雷門をくぐり、仲見世通りへ。ここはまるで一年中がハレの日の祝祭空間。歩くだけで気分が高揚し、元気が出てくる、そんないつ来ても賑やかな場所です。
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仲見世商店街を抜けた先、突き当たりの宝蔵門は『応永縁起』によると平安時代の天慶5年(942)の建立。もとは仁王門と呼ばれていました。これまで火事による焼失と再建を繰り返し、3代目将軍・徳川家光の時代(1649年)に再建された木造のものが(戦災に遭って焼失する1945年までの間)もっとも長くありました。
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浅草寺の隣には「三社様」と呼ばれ、三社祭でも有名な浅草神社があります。社殿は1649年に徳川家光により再建されたものが戦災を免れて現存しています。貴重なことから、国の重要文化財にも指定されています。
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浅草の東西約150mに伸びる伝法院(でんぼういん)通りは、他の通りとは一線を画す趣向が凝らされています。江戸の町並みを模した情緒あふれる商店街には、江戸切子やつげ櫛などの匠の技を誇る店が並びます。それ以外にも、さまざまな発見と遊びに満ちた通りです。
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名物あわぜんざいで有名な梅園は、安政元年(1854)創業の甘味処の老舗です。参拝客は言うまでもなく落語家や文化人にも長く愛されてきた店。あわぜんざいは、餅きびの多少の渋みと、あんの甘味、香りの微妙なバランスが癖になり、リピーターを増やすようです。
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浅草と言ったら、こちらもハズせない浅草演芸ホールは、鈴本演芸場(上野)、新宿末廣亭、池袋演芸場とならぶ、東京の「落語定席」のひとつ。昭和39年(1964)のオープン以来、落語や漫才のほかにも、漫談、コント、マジック、紙切り、曲芸、ものまねなどが楽しめ、遠方からここを目当てに訪れる人もいます。
(後編へつづく)
 
撮影:乃梨花

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乃梨花(「町旅」女子部)

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