【隅田川沿いの下町風景②】浅草橋界隈
〈東京都台東区〉

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浅草橋を通る日光街道は、浅草寺に続く参詣道と神田川の船運が交わる活況ある場所柄で、江戸時代から参詣土産の人形問屋が並んでいました。今でも大通りには「吉徳」「久月」「秀月」といった老舗人形屋や、文房具・雑貨店などの専門店ほか、多くの問屋が見られます。(写真は、JR・浅草橋駅構内に展示されている「吉徳」人形。)
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また川沿いの「隅田川テラス」に出れば、人々が街中の喧騒を離れてほっとひと息つく姿も。勤め人や地元民の気分転換にもよく利用されているようです。
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駅を降りて右手の浅草橋のたもとには、江戸三十六門(江戸城の警護のため36箇所に設けられた見附)の一つだった浅草見附跡の碑があります。
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JR・浅草橋駅を挟んで南北に「吉徳」「久月」「秀月」といった老舗人形屋が並ぶ大通りの風景も浅草橋名物。写真は駅を降りるとすぐ目に入る「久月」。駅をはさんで反対側の「吉徳」が江戸最古の人形店と言われています。
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「久月」の正面、江戸通りを挟んで向かいの路地の突き当たりに位置する銀杏岡八幡神社。駅の近く、繁華街の一角にありながら、ほっとひと息つける柔かな空気が流れています。
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JR浅草橋駅前の高架下にある安売衣料店。通りの反対側には駅チカには珍しい事務用品の店。高架に沿って一杯飲み屋などが立ち並ぶ風景は昔ながらのものですが、変化といえば?最近は外国人観光客を意識した店も増えてきました。
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浅草橋5丁目の銭湯「鶴の湯」。破風の三角の下に描かれた鶴がトレードマーク。銭湯ファンの間では、よく知られており、わざわざ写真を撮りにくる人も多いそう。
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表通りから一歩中に入れば、古き良き下町風情を残す路地や民家もまだ多く見られる浅草橋(写真は2丁目)。
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浅草橋2丁目にある蕎麦屋「いしくら家」の佇まいには、昭和の古さが良い感じに滲みでています。気のせいか看板の文字まで滲んで見えるような?問屋や中小企業が多いこのあたりの店は、昼食どきにはいつも混み合っています。
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「いしくら家」の並びにある中華料理「大勝軒」も昼はいつも固定客でいっぱい。通い慣れた地元の人には、ほっとできる味と雰囲気が一番なのかも?建物の方も昭和の雰囲気を色濃く残すレトロビル。こちらもたまらない「味」です。
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地元の古い住民ならではのさりげない日常感?が感じられる男性。通り向こうの問屋ふうの商店の佇まいも好ましい。
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江戸時代、備前国(元、佐賀県、長崎県の一部)平戸藩主松浦隆信の別邸だったという蓬莱園跡をしるす碑。(現在の都立忍岡高等学校の敷地はその一部。)
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浅草橋5丁目の大通りに面した角に建つ大正モダンな感じの近代建築。正面上部のレリーフの精緻さが目を引きます。時が経っても色褪せない魅力を放つ建物の一つ。
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下町と都会の繁華街の魅力を兼ね備え、古い伝統と新しい潮流が混在して、またきっと別の何かが生まれてきそう。そんな風に感じられる現在(2016年時点)の浅草橋でした。
 
写真:乃梨花

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乃梨花(「町旅」女子部)

ひとり暮らしの猫飼い人ゆえの
ショートトリップ派
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