【谷根千さんぽ④】夕暮れが美しい谷中銀座でおさんぽしながらB級グルメ
〈東京都台東区〉

谷中銀座の商店街入り口手前にある『夕焼けだんだん』は、都内有数の夕日が美しく見られる名所としても有名です。今回はそんな眺めをぜひ堪能しようと黄昏どきを狙ってやって来ました。
img_2400_ef
期待に違わず、この階段上から見える夕暮れどきの景色は、叙情的でいて、どこか懐かしくもあり、郷愁にも似た気持ちが湧き起こります。なんとなく映画の「Always 3丁目の夕日」を思い出しました。
img_2397_d
その『夕焼けだんだん』へ向かう手前、日暮里駅からほど近い隠れた路地にも昭和のディープな雰囲気を宿すアヤしさ(?)たっぷりな横丁を発見。その名も「初音小路」。哀愁漂う横丁の佇まいには好きな人にはたまらない、穴場的な魅力が感じられます。
img_2398_d
さらに好奇心でもう一歩深く踏み込んでみると、浅草あたりの横丁酒場にも共通する匂い。これは・・と思って調べてみるとその浅草のJRウインズ脇にある藤棚アーケードの横丁の名も偶然にも同じ「初音小路」。雰囲気ばかりか名前まで同じとは・・うむむこれは(!)
img_2443r
夕陽に照らされた夕焼けだんだんを降りて、いよいよ商店街へと入ってゆきます。
IMG_1982rr
さてここからは『コバラ満たしモード』全開で行ってみることに。まずは人が行列を作るほどの『人気のメンチカツ』で有名な「肉のすずき」を直撃。個人的には「谷中商店街の肉のすずき v.s. 吉祥寺チェリーナードの肉のサトウ」で東京の東西代表メンチカツ対決は決まり!としたいところです。では肝心のメンチカツのお味は?アツアツ・ジューシー・肉の味がしっかりする・肉が旨いっ・衣がサクサク♪のよいトコ尽くしで言うことナシ!でした。
img_2941_r
続いて、田楽好きにはたまらない!この味噌の焦げた匂い・色ツヤ・照り加減はいかがでしょう。『もう一献!』とお酒を頼んでもいないのに思わずそんな気にさせる、日本酒やビールとの相性もバッチリな『わいわい村』の味噌おでん。こちらは、たったの150円です。
img_2466_rr
小腹が少し膨れたせいで、シアワセ気分に包まれながら眺める夕映えの商店街の美しさもひとしお。素養があれば?ぜひここで一句詠みたいところです。
img_2136_re
続いて谷中銀座商店街では、こちらも行列のできる店でよく知られる惣菜屋「いちふじ」。天ぷら・焼き鳥・コロッケ・唐揚げ・ひじき・豚角煮・エビフライなどなど、家族の夕餉をあずかる地元の奥様がどっさりお買い求めになる一方で、かたや私のような不埒な散歩人が『チョイとひとつまみ』と買ったソバから道端でモグモグし始める例まで、十人十色です。(「撮影禁止」で店の写真は掲載できません。)
img_4676_r
さらに日没近くになると、日が沈む彼方の空のあたりから段階的に青・紫・赤紫・オレンジ・黄色と混じり合う色彩とそれぞれの濃淡やさまが刻々と移ろいゆき、変化してゆくのを、この場所からとっくりと鑑賞もできます。とりわけ、よく晴れた日の夕方などには、商店街を包むような翳りある夕闇と商店街のライトに照らし出された鮮やかな色彩が混じり合い、ため息の出るような情景にも出会えそう?
img_4657_r
すっかりお腹も満たされた「つまみ食い散歩」の最後には『越後屋本店』の店先で、ハッピーアワー恒例の日々の泡(?)を頼んでみました。ここの店先にはビールケースを逆さまにした簡易ベンチが並べられ、夕刻ともなれば暮れなずむ風景の中、のんびりとビールを愉しむ酔客たちで溢れかえる光景が日常的にみられます。
IMG_2490r
日没後に光る『谷中ぎんざアーチ』もインディゴブルーの薄闇の空に映えてきれいです。ゴールデンタイム(夕暮れ時)の持つ情景力をこれほど引き出す谷中銀座という場所が今回ますます好きになりました。
 
写真:乃梨花

INFORMATION

地図

レポーター

乃梨花(「町旅」女子部)

ひとり暮らしの猫飼い人ゆえの
ショートトリップ派
(➕日本酒党❤️)

関連タグ

関連記事

エリア

(Categories)

タグ

(Keywords)

すべてのタグを見る

おすすめ記事