不思議な魅力を放つ町…石積みで築かれた石塀小路
〈京都府京都市〉

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不思議な魅力を持つ町、京都。その吸引力にからだは定期的に引き込まれてしまう。町家、竹垣、路地、格子、石畳、水路、町じゅうに京都らしさが溢れている。身を置くだけで心が安らぐ。中でも東山界隈の歴史的風致にからだが馴染む。
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石塀小路はその名のとおり、玉石で築いた石塀が地域の景観を特徴付けている。粋な門構えに竹垣や生け垣をめぐらせた品格ある住宅は、大正期の木造建築である。石畳の路地が地域をクランク状にめぐる。住宅は石塀の上の一段高い位置に建てられている。おまけに竹垣や生け垣で囲むことで、通行人から見えなくする工夫がなされているのだ。
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素晴らしい町並みに身を投じたら、一食入魂に決まっている。旨い肴と酒を求めるのはごく自然だ。門をくぐると二坪ほどの小さな空間に内玄関、勝手口が面している建物も多い。この空間は外部とは別世界。すでに家の中なのである。
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ただ、どこのお店も「はいそうですか」とはいかない。紹介が必要だからだ。良くも悪くも一見さんなんとか? なのである。文化と割り切っていなせば、これはこれでむしろありがたい。節度を忘れがちな現代、分不相応の言葉は大事だ。とそんな能書きをいってみたってしょうがない。女将から紹介してもらい、精いっぱいかっこうをつけて出かけるのも良いだろう。
 
写真:米山淳一

INFORMATION

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レポーター

米山 淳一〔よねやま じゅんいち〕

獨協大学外国学部英語学科卒業。岸信介事務所を経て、75 年(財)観光資源保護財団(現(財)日本ナショナルトラスト)入所。事業課長、事務局長を経て、06 年退職。現在は母校の獨協大学等で講義を行うほか、地域遺産プロデューサーとして全国で歴史を活かしたまちづくりプロジェクトを推進。現在、公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)常務理事・事務局長

一般社団法人 日本茅葺文化協会理事
一般財団法人 茶道宗偏流不審庵理事
日本鉄道保存協会事務局長
東映株式会社「大鉄道博覧会」企画プロデューサー
一般財団法人 東武博物館アドバイザー ほか


【著書】
●歴史鉄道 酔余の町並み(駒草出版)
  http://komakusa-pub.shop-pro.jp/?pid=61024099
●続・歴史鉄道 酔余の町並み〈2016年2月1日発売〉(駒草出版)
●写真集「光り輝く特急「とき」の時代」(駒草出版)
◎「地域遺産みんなと奮戦記」(学芸出版)
◎「歩きたい歴史の町並」 文 米山淳一 写真 森田隆敏(JTBパブリッシング)

http://www.j-yoneyama.jp/

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